愛されるから長持ち(存在し続けられる)する・・・。
家も車も同じだと私は思います。
このカングー1が15年経った今でも現役でいられるのは、
好く人・必要としている人がいるからでしょう。
家も同様で、好く人がいて多少の維持費を納得できれば存続が可能です。
これは人そのものにもあてはまり、
世の中で「必要がない」と自分に対して思ったときに、その人の人生は終わるでしょう。
このカングー1の前オーナーは子育て真っ最中世代でその家族の成長とともに過ごし、これからは「て・こあ」で作られたスイーツを運ぶために必要とされ遙々関東からやってきたのです。
私達建築士は、
ただ単に超高断熱や耐震性が高い家を薦めているのではなく、
その原点は愛される家をご提供したいと願っております。
愛され続ける具体的設計手法として
安全性=耐震性
快適維持簡単=超断熱と高基礎
時を魅せる=無垢材の無塗装の木でつくる
人と人のつながり=土間キッチン
無難さ=時代に左右されない普遍的デザイン
・・・を薦めているのです。このような家で時を豊かに過ごし、子孫を育て、その育った子供達もきっとその家を愛してくれるでしょう。
もうすぐ自動運転車が市販されるほど進化が著しい車市場でも、わざわざ古い車を使いたくなる・・・車も家も人も根っこはみんな同じで、愛されることが長持ちの秘訣です。