北園町窓廻りの検査を昨日行いました。建物の第一優先は安全性と耐久性ですが、その耐久性の要の外壁・屋根防水はとても重要な箇所です。
とその前に・・・
筋かいを外壁から出来るだけ排除したたため、大工さんの言うとおり断熱材がスッキリと入っております。ただ筋かいを合板に置き換えた場合、大きな穴は補強が必要なのでそこは手間が掛かります。
「緑の家」の通気層は何時もの特徴的なダブル通気。
換気扇のパイプも丁寧にテーピングされております。
内部には家族の間を無柱で支えようとした工夫があり、下の大きな梁を4本集中的に使う事で、撓みは無論震動も考えて対処しております。
南側の大きな開口部・・・はドレーキップ。
ドレーキップを7年前から全標準として使っている「緑の家」は、昨日見えられたシャノンさんの営業部長さんから
「珍しいですね」
と言われました。
最近こそ、サッシ最大手メーカーさんがツーアクション窓を発売して認知度が上がりましたが、それまでは好んで使われる窓ではなかったようです。実は私は30年近く前からこのドレーキップを使う事を推奨しております。これは・・・当初は網戸が外側に取り付くメリットが大きかったのですが、今やメンテナンス(日射遮蔽、掃除)が大きな理由で、また窓を開放する期間が少ない「緑の家」に最もふさわしい形式と思っております。
そして何時もの高基礎の床下・・・。基礎梁のしっかり取れるので構造計画も楽に出来ます。