新町の家 基礎工事

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新町の家地鎮祭から一ヶ月・・・ようやく基礎工事本番。

今日基礎配筋チェックに伺いました。

何時ものフラットスラブでシンプルな配筋。

この配筋の下にあるコンクリートは捨てコンと呼ばれているコンクリートです。

厚さは「緑の家」で50mmと薄め。しかしこの捨てコンは一発打ち込みにとても重要な役目をします。

皆さんも何か物を造る時に平らな板状の上で作業をするはず。全く基礎も同じ。平らな作業台を造=精度のよい捨てコン・・・になる。

この捨てコンが正確な平面でないと一発打ち込みの型枠が綺麗に設置できません。

新潟県以外はまだ一発打込みが標準的でないため、この土間コンの上に型枠を設置しない事例が多く見受けられます。また一発打ち込みをしない基礎は、この土間コンの平滑精度が悪くても気にしておらず、ただ単に防湿シートのカバーとしている人もいます。確かにカバー的役割もありますが一番の目的は・・・型枠の設置を正確にする礎のような意味合いです。

スラブと同化した薄い地中梁。

柱間が910以下で、引き抜きが掛からないところは基礎立ち上がりを完全に省き、スラブに地中梁を埋め込むこともあります。

最近常用している構造用ソフトを他のメーカーに乗り換えている最中ですがそこには・・・

なんと・・・フラットスラブの図まであります。一応この構造ソフトは有名なメーカーで、準国の機関の認定を取得していますから、もう意外と普通の基礎形式なのでしょう。

何度も申しあげておりますが、このフラットスラブは、私がどこかで見てまねたのではなく、自分でこんな感じだったら施工しやすいのにと考えたつもりです。良いものは広く行き渡る例ですね。但しこれも何度申し上げますが、フラットスラブは高基礎でないと出来ません。高基礎は・・・素敵な仕様ですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする