超高断熱高気密 五日町の家 大工工事終盤。

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こちらの現場に伺った時のお約束の風景・・・昨日の南魚沼は日中数時間は晴れた。

現在積雪1mの南魚沼市であるが、地下水型融雪システムのおかげで家のまわりは雪が全くなくなる。

先回のカーポートの話題から・・・
このくらいの簡易設備なら重量変化は殆ど無視出来る。

この耐雪1.5mのカーポート屋根の上にも地下水型融雪をしているのでまるっきりない。これは周囲の家を見ても同様。
これは自然の蓄熱を利用した融雪である。

融雪に使用する豊富な地下水は雪によってもたらされる。毎年3mにも達する雪は春から夏までにゆっくり融けその一部は地面に浸透し続ける(5ヶ月間)。地下7m以上の地面は温度が年中13~15程度になっているので、その深さまで染みこんだ水の温度は上がり、熱を与えられたこの水を冬に取りだして雪に大量散布する。このふんだんに得られる水は冬に降る雪のおかげである。

さて・・・平屋の五日町の家も大工工事がそろそろ終了する。

内部造作は最後の追い込み。
「緑の家」で時折登場する米杉のパネリング壁。そこに取付けられたこの不思議な形状の物は、必要に迫られて作った収納。

一部に貼られた米杉の壁。

どのように使うか・・・についてはまだ秘密にしておく。

ヒントは・・・

・・・てな感じでつかう。

この五日町の家は、昔の通り土間のように土間玄関が家族の間までつながる。これは薪ストーブに薪を運ぶ配慮(薪は虫がいるなど決して綺麗でないため)。でもこの玄関土間は1階の床と完全にフラットになっている。これはこの五日町の家が延べ床面積24坪(その内外部収納2坪)と、とてもコンパクトに出来ているから無駄なスペースを一つも作らない。このため土間もダイニングの一部として使っているから。

確かに拙宅も竣工当初は24坪から始まった。別に屋根付の車庫や外部収納が有る場合、室内は22坪あれば問題なく暮らすことが出来ると実体験している。室内は今までの「緑の家」で一番コンパクトであるが、この窓の設えのおかげでどこまでも見える広がり感がうまれる。

冬を重視した家は、このような100坪ある大きな敷地に小さく建てることがこの環境にはふさわしい・・・と改めて思う。

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