五日町の家 完成間近 その1

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

五日町の家が完成間近・・・

今日は五日町の家のメイン暖房である「床下エアコン」のスイッチを入れて来た。これから3日間の暖房運転でできる限り床下の温度を上げたい。

廊下の巾が30cmしかなく通り土間に占領されそのまま奥に導かれる。

玄関の戸を開けると真っ直ぐ伸びた通り土間・・・。一番奥のスリット状に設けられた窓から明かりが差し込む・・・玄関に入った瞬間から「緑の家」らしい飽きのこない色と素材使い。

見学会告知時には薪ストーブが設置されていますよと案内したが、少々事情があってストーブの設置は1ヶ月後先になるため、今回は予想図だけ写真合成で伝える。

この写真のストーブと煙突は合成多分こんな感じになる。
ストーブは繊細な線がデザインのポイントでコン軽さに見合った雰囲気を出したかった。しかも冬以外は薪がなくともバランス良い空間ができるようにスリットを設ける。

こんな感じで拘りの薪ストーブであるケチキュート(愛称)が設置される。

今回狙ったイメージは、

よくありがちな洋風のストーブ空間ではなく、

ちょっと和風な古民家調でもない、

「緑の家」らしいスッキリ、シンプルでかつ重みと使っていくほど味が出る素材でまとめたかった。

それがこのコンクリート(モルタル)である。

ストーブの真下には新鮮空気取り入れ口(電動ダンパー付)。ケチキュートはFFタイプではないのでこの新鮮空気口が煙逆流を防止し、燃焼の安全化に一役かう。

薪ストーブを使用して初めてわかる大変なところは、

薪を運ぶ度に床が汚れる・・・

ある程度使うと灰が室内に溜まる・・・

ことである。

そこで玄関から通り土間を設けて多少の汚れは目をつぶれるようにする。

多少とは・・・薪からおちる木くずやムシたちである。時にはカメムシさえ越冬する薪。

決して綺麗ではない薪を如何に負担なく運べるかである。

しかも通り土間は面積に余裕がないと設けられないのであるが、今回は床とフラットにする事で普段は廊下の一部となる。といより木の廊下が30cmくらいでコンクリート(モルタル)のほうが90cmもあるので通り土間が廊下である。しかもこの通り土間・・・椅子までおくことになり、無駄なスペースが全く無い。

どうせならキッチンまで全て土間にして、オーブルデザインが大推奨するキッチン土間では?と薦めたのであるが・・・それは流石にかなわなかった。

オリジナルデザイン(発想)に拘りたい・・・。それが設計者の誇り。今回はPC平板を壁にそのまま貼りつけた。この施工はタイル屋さんではなく大工さんで行う。

話は薪ストーブのお置き場を「緑の家」らしくしたかった事。

それがこのモルタルの表情。

床は煤や炭、足の脂で数年で使い込まれた感が直ぐにでるが、壁はそうはいかないので最初から味が出ていることが良い。

そこでこのPC平板の出番である。

このPC平板を調達して頂いた西野建築さんには感謝。良い感じでよくわっかっていらっしゃる。最初は特別なPC平板が売っているのか?と聞かれ、ホームセンターにおいてある板で結構ですと答えた一言でわかって頂いた。

この表情・・・まるで使い込んで風化した石のようお味わいが当初からでている。これにストックする薪がぶつかりもっと味が加わるのである。

薪ストーブの熱がおよぶ部分には木枠をさけた。PC平板だけで壁を造っても面白いかも・・・。PC平板は薪ストーブの背面ではなく、薪置き場側の側面に使ったのがみそ。出番をまつ薪さえもインテリアの一部。

そして周囲の壁は潔く定番の「オフホワイト」。

無彩色と木の色だけで構成するインテリアが拘りケチキュートにふさわしいと考えた結果である。ただ浮遊する灰は同居するしかないが・・・。

木枠のある側と無い側の窓部分。床のスリットは何時ものオリジナルではなく既製品のステンレス製。

モルタルの欠点は小ヒビが避けられないこと。既にわずかなヒビが見られたがこれは想定内である。何時もの真ちゅう目地を1820ピッチでいれ、出隅には補強ラスをいれているがそれでもでるときにはでるのがモルタル・・・。今後一年くらい様子を見守りたい。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする