先日ご案内した記事・・・
よく見ればその本文には「想定外の大雪」とマスコミ(新聞)によって安易に使われている。困ったことである。
この記事には上のように、「今年の雪は想定外の大雪だから、この建物が使えなくなったの仕方無い」との記事であるが、
はて?・・・
三条市内の普通の住宅で、この大雪のために住宅が埋まって使えなくなった家が何軒あるのだろうか?私は聞いた事がない。そもそもこの「ステージ縁側」も別に雪で壊れた訳でもない。落ちた雪が処理出来なかっただけである。つまり建物には原因はなく、その管理に原因があるのである。想定外の大雪というなら同じ市内の数多くの建物でも不具合が出てくるはずだが、そうは聞かない。しかも三条市の建築物は例外を除き積雪2m以上で計画する法律になっている(住宅は1mまで軽減して建てることも出来る)。だから「雪が2m降ることを想定して」法律があるのに、
「想定外の大雪」とは一体この記事を書いた人は何を基準に想定外というのだろう。今回の三条の積雪量は1.5mにも満たないはず。あの3.11の原発事故以来なにか「想定外」といえば全て許される免罪符のように使われることが日本人の誠実さを歪ませている。
話は変わるが・・・
先週日本エネパス協会のYさんが当事務所にお見え頂いた時に頂いたご当地プリン↑。
とてもおいしかった。
改めてお礼を申し上げます。
その時に、昨年から「夏季の住宅とRH(相対湿度)」が業界内で盛り上がっているとのことを聞いた。ありがたい情報である。
確かこのブログでも取り上げた
との内容が昨夏のある団体主催の講演会で先に取り上げられたそうだ(この日は大阪に行くことが決まっていたので不参加)。
そこで「RH(相対湿度)の大切さは人にだけでなく建物にも重要な事では?」
とSNSで盛り上がったとの事。
RH(相対湿度)とカビ・・・それは盛り上がると思う。
私達実務者にとって人の快適性も重要だが、同じくらい建物自身の健康(微生物劣化)も重要だから、人にはたいして問題にならなくとも建物が危険だったらやっぱりNG・・・。
私が数年前(2015年)に唱えた仮説
「家の寿命はカビできまる」↓
「建て替え理由はカビ」↓
がようやく認知されてきた。多分新潟より南の平地ではある程度の住人に
「うんうん そうそう」
と言ってもらえそうであるが、なぜかアカデミックなところでの研究はまだまだ浅い。
やっぱり
R2000以降・・・高湿にならない地域の基準の欧州・北米信仰があるらしい。
これからはこの名言を産んだ
「通風が気持ちよいと刷込まれたのは既存住宅にはカビ臭があったためか!」を紹介した
通風はカビ臭を薄めるから気持ち良い↓
とか
あの逆転発想で業界からアホ扱いをされている(現在進行形)
風呂の排気用換気扇はいらない↓
https://arbre-d.sakura.ne.jp/main/column/1-2/
風呂CF(循環ファン)が認知されるはず。
「緑の家」の先見性は最初は「アホ扱い」されるが必ず時が証明してくれる。
先ずはカビと住宅のカテゴリー全てをご覧頂ければと思う。↓
https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/category/%E3%82%AB%E3%83%93%E3%80%80%E9%80%9A%E9%A2%A8/