先日自動運転はまだ先。本格的導入はAIが人を超えるととされる2030年だろうと伝えたが、先頃米国で自動運転の実際の道路での試験運転中に、人がひかれて死亡する事故が起きた。その件は地上波ではほぼ報道されないがネットでは意外と騒がれていると感じる。
その事故はここで↓ドラレ映像まで紹介されている。
管轄警察によると、これは人が運転していても止む得ないとの状況らしい・・・だから自動運転に問題があるのではないとの論調もある。
うーーん。
問題はそこではなく、このリンク先に紹介されている動画見る限り、人が画面上に入っているにも拘わらず減速はおろかブレーキさえ掛けていない自動運転車に恐怖を覚えるからではないだろうか。
仮にぶつかっても人が運転していたらこうはならない。それは内部を写した動画を見ればわかるが、脇見をしていた車内の監視人が、急に人影を発見したときに驚くあの表情こそ、人が人を傷つける行為に躊躇するそのものが表われている。つまり・・・自動運転装置(一応AIとよぶ)が人の感情を理解するようにならない限り、私はAIが自動で運転することに恐怖を感じる。AIは人にぶつかっても何も感じず変化も起こらない。これが人にとって恐怖なのである。
昔の戦争は人と人が目の前で斬り合ったりするので、死んでゆくうめき声や表情でどんなに頑強な人でも10人も殺す事はできないとされているが、自動機関銃が発明されてから面前で殺す事がほぼ無くなったので、一人の人が何百人殺しても気にもとめることがない状況になっている。その行き着いたところがボタン一つで数十万人を一度に殺す事ができる「核兵器」。
人にとって感情を理解できないAIは核兵器なみの怖さがあることを人は知らずうちに感じとっているのではないか?
AIが人を追い越したとき、自動運転は完成すると思うが、その時人は人の歴史に幕を下ろすロープに手を掛けたときである。多分人はAIによって滅ぼされる事になると私は思う。これも止む得ない生物の進化だと考えるが、皆さんはこの動画でどうとらえますか?