今月号の日経ホームビルダー10月号必読・・・
「住宅に広がるカビ汚染」
という見出しで特集を組んでいる。
3年ほど前の「緑の家」のブログでは・・・
浅間と言えば「カビ・ダンプネス」って位(リンク先確認)の記事数がアップされていた。
今週の日経ホームビルダーさんの10月号では・・・
その浅間が取り上げていた基礎断熱内のカビのことが掲載されている。また昨年の8月にブログで取り上げた29年度の建築学会の夏の大会で発表されたYUCACOシステムの床下内のカビ指数についても一年遅れで掲載されている。
特に今回の記事では・・・床下のカビ濃度が室内より高くなる要因として「清掃を殆どしていない」ことを基礎断熱内環境の第一人者である本間教授の↓言葉で
床下をカビの汚染源にしないためには掃除しやすい構造にしておくことが重要だ
との記載は・・・10年前から床下暖房を行う条件として「掃除しやすく、人が容易に入る事ができる空間」と私の主張と全く同意である。
さらに記事では「竣工時の掃除の事」をさしているばかりではなく、何かあった時に人が目視して汚れがあるところ拭き取れる・・・との内容であることは、読めば普通にわかるのである。
「そんなに我田引水として威張らなくても・・・」
とのご指摘はあるが、
是非、私は今回はいばりたい(笑)。ようやく「本州における基礎断熱とカビの事」がこのようなメジャーな雑誌でも主題として取り上げらた。
床下内のような隠蔽されている部分はいつ何時何が起こるかわからない。特に床下暖房は積極的に床下空気を室内へ送り込むシステムだから尚更「目視出来る仕組み」は必須なのであると、口を酸っぱくして10年間ネット、オープンな場やセミナー講師として伝えて来たが、殆どの床下暖房を採用している住宅会社では、
「床下なんて汚れないし、汚れを見たことがない」
や、
「暖気循環や換気をしているのでカビは生えない」
等、まるで竣工後10年間観察し床下内を隅から隅まで見てきた事にように訴ったえている。
多分「緑の家」くらいの床下高さ1.4mであっても10年間欠かさず隅から隅まで目視することは難しいはずであるのに・・・(土間コンの真ん中だけ見てもカビはない。どの空間でもカビは一番隅から生え始めるから)。
そこでもし今後床下内を目視しやすいような方向へ方針を変えるなら
「今までは間違っていた」
と一言宣言してから改善していただかないと、今まで建ててしまった人に対して誠意がないと・・・私は考えている。