新潟市内では珍しく外貼り断熱の基礎とした。低い土地、斜面、河川敷に近い環境を勘案して外貼り断熱が最適と考えた。
基礎の型枠がはずれ、打ち込まれた断熱材が青く目立つ・・・。
昨日大野町の家の基礎の確認に伺った。
「緑の家」は一昨年からべた基礎や布基礎に関係なく外貼り断熱がふさわしい地域において、内張断熱の基礎と共に外貼り断熱の基礎も薦めている。所謂･･･適材適気候的な使い方。
外張り断熱基礎にするにあたり白アリ予防とメンテナンスの配慮も何時のとおりキッチリと。
上写真は玄関部分であるが、空堀を施してその上の橋を渡すことで玄関下及び周囲は空洞に・・・。これは玄関部分が一番白アリ対策が必要な場所だから。特にこの敷地は古い家屋や木々の伐採があったので白アリには要注意。
基礎立ち上がり上部に60mmくらいあるコンクリート打ち放し部分。ここで白アリ予防を行う。外貼り断熱として打ち込まれた断熱材は実績の豊富なスタイロフォームAT。樹脂系断熱材でも水に弱い材質のものは地中（水中）には使えないのである。新潟のような冬期に建物周囲が水浸し（融雪）になる環境では大事な決定要因となる。無論、梅雨時の豪雨地域でも同じ。
ダウ化工のHPからの転載。水の浸透が殆どない断熱材として最も有名なスタイロフォーム。
泥よけと凍結防止を兼ねる養生シートを再びかける。基礎内側にも断熱材がある挟み込みの断熱方法である。
基礎の立ち上がり高さは1.4mでその内0.4mは土の中。所謂深基礎になる。深基礎であるため地中基礎梁もスッキリと納まるのはメリット。
