カタログから見る・・・
令和元年のお勧めのエアコン

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先日パソコンのモニターを買いにKs電気さんに行ってついでに頂いたカタログ。

今年もお勧めエアコンの事を書こうかと迷ったが・・・ちょっとだけカタログから簡単に推測し書くことにした。

昨日まで榛名の家、と建築書物の「建築技術8月号」への原稿締め切りが重なりアップアップの状態だった。物書きに慣れている人は数時間で終わるかもしれないが、近年私は研究者でもなくブロガーとして書いているだけであり、投稿原稿は慣れて無く数日かかってようやく昨夕期限ぎりぎりで提出した。

さて本題であるが・・・

書くことをためらった理由は二つ有り、一つは昨日書いた東芝のエアコン事例が示している。
このブログに書かれたお勧めのエアコンが東芝製だった時代(今から3から6年前)、それを参考にして多くの人が、国内で唯一家庭用エアコンにおいてツインコンプレッサー(容量可変型コンプレッサー)を搭載する東芝製エアコンをチョイスしたはず。それが仇となり例の東芝エアコンの冷媒漏れで多くの人にご迷惑をかけた。だから軽々にお勧めエアコンはこれ!なんて事を書いて良いのかと思っている。特に私は「住宅のエアコンの選定」における専門家として自負していたにも関わらずにだ。

2つめは効率の進化が止まったことで、メーカートップ機種を選べば横並びの暖房効率になってしまった。で、お勧めする根拠が面白く無くなったことである。つまり暖房効率だけを考えればどのメーカーを選んでも同じである。
22年まえは新潟県においてではエアコンで暖房する習慣もなかったので、

「暖房は高いCOP機種のエアコンが最もランニングコストが安価にできるよ」

のような事をせっせと布教活動のように説き回った。時代は変わり今ではエアコンで暖房出来ることを心配する人はいなくなった。

ああー話が逸れそうになるのでここらで今年のお勧めエアコンをお伝えする。

がその前に(笑)・・・
東芝さんはツインコンプレッサー(容量可変型コンプレッサー)エアコンをもう終息させそうな感じでカタログ紹介している。基幹技術部分よりも快適性の表面機能が優先されているような・・・質実剛健であった日本企業製品ではなくなったせいか・・・更に悲しい感じである。

東芝のカタログから もうツインコンプレッサーでは魅力がないのか?

さてお勧めのエアコンは、

1位 日立のシロクマ君 Xシリーズ
2位 〃        XKシリーズ(寒冷地の時)
3位 三菱電気の霧ヶ峰 Zシリーズ

となる。

再熱除湿といえば日立。一時間あたり1.5Lの水分除去ができる。一日に直すと30Lを超える(カタログ値)。

低負荷時とは言え一時間あたり0.6Lでしかも温度が下がるメーカーさんの除湿では・・・つらい。

早い話がここ4年連続で日立がお勧め。理由は「緑の家」で4年前から使っているが現在のところ壊れず更に再熱除湿が強力であることと4年変わらない理由。デザインが大きすぎて良くないが、デザインなら私でなくとも皆さんがお決めになれば良い。三菱は国内組み立てを貫き通していることとトップ機種下のZシリーズは再熱除湿がある事が2位の理由。他に再熱除湿をすてないメーカーとして富士通があるが、使用したことがないのでこちらは評価できない。再熱除湿が無いメーカーさんは今のところ薦めない。その他コロナさんとかアイリスさんとかあるが、こちらも同様に使用したことがない。

更に日立さんのトップ機種は6帖用からあるが、三菱のトップ機種は14帖からである。この傾向は他メーカーにも見られるがちょっと残念である。

さてエアコンの機能であるが、5年以上前は省エネ性(高効率)を、数年前は人センサー搭載が流行し、2年くらい前はスマホとかAIとかで便利という事をメーカーはアピールしていた。今年のアピールは・・・

「カビない」とか「清潔」を前面に押してきている。

「カビ」って言葉にとても反応している私であるが・・・
カビ対策に薬品的なケミカル物を使うのではなく、どちらかというとブラシのような物理的だったり、高熱で死滅させるような方法になっている。とても良い傾向であるが、このカビ問題はやむ得ない自然現象と私は割り切っている。それよりも兎に角メンテナンスしやすく壊れにくい方を大事にしてもらいたい。確かにカビが生えにくい構造は大事であるが、結露するような冷たいところはカビが生えるのが宿命である。

とはいっても日立さんの凄いところは私が一番気になっていた送風ファンのカビ汚れを落とすブラシをつけたこと。

これはよく取り入れてくれたと思う。一番目に付きそこから風が来ると思うだけで気持ち悪いファン先端の汚れを逆回転してブラシを使って落とす部品を入れた。これはえらい!

最も改善してほしいところはドレンパンに溜まる水を無くしてほしい。完全になくすのは無理であるが、過去の論文ではパンにたまる水は1000mml。乾ききるまで3日以上かかる。これを無くすだけでカビが生えにくいと思う。

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コメント

  1. おじいさん より:

    お掃除機能付き、、というエアコンが多いですが、取り除いた埃はドレン管を詰まらせたりするってことはないのでしょうか? お掃除機能ありでも、エアコンのシロッコファンまで、すべてきれいに掃除してくれるエアコンはなかったように思いました。シロッコファンが素人でも取り外して洗える機種があるといいですね。メンテナンスしやすい機種も紹介いただけると助かります。なかなかそのまでは、分からないかもしれませんが。

    • Asama より:

      おじいさん さんへ
       コメントありがとうございます。
      >エアコンのシロッコファンまで、すべてきれいに掃除してくれるエアコンはなかったように思いました。シロッコファンが素人でも取り外して洗える機種があるといいですね。メンテナンスしやすい機種も紹介いただけると助かります。

      シロッコファン(ラインフローファン)の自動お掃除は気休めだと思いますが、ないよりある方が良いとの感じでしょう。メンテナンスしやすい機種はわかりませんが、近頃はメンテナンスしやすいように脚立無しで床から手に届く範囲でエアコンを設置したいと思っております。