先々週気密検査に伺った船橋坪井町の家の中間時の気密測定が昨日行われた・・・とのこと。つまり私は立ち会っていないが、結果は余裕の0.2cm2/m2である。
近年超高気密を自慢する特定の建設会社さんでは0.1cm2/m2以下の気密結果も珍しくなくなってきたが、「緑の家」は完成時が0.6cm2/m2以下なら問題ないと思っている。これは先の防湿基準で説明したとおりR2000の基準が0.7以下であり、「緑の家」が換気効率が気密性能に大きく左右されない第一種換気システムであるから。
とは言っても気密性能は小さい方がよいに決まっているので、だれもが無理せず出来る範囲の超気密性能を目指す。この無理せずがポイントで、超高気密にすることだけに特定工法、大工さんやコストをさくのではなく、全体のバランスを考える。
そこで自慢であるが、こちらを施工して頂いている工務店さんは、今まで施工してきた住宅で気密測定をする事はほとんどない。つまり特別超高気密を推進している会社ではない。しかし普通に超高気密住宅を造ろうと思えば、このとおり直ぐにでもできる。つまり・・・超高気密をつくる事は「こうすれば出来る」という事を理論と作業方法でお伝えし、その会社さんが誠実なら一度目で0.2cm2/m2以下の超高気密造る事ができる。
先々週ブログでお伝えしたとおり、気密施工をチェックし伺い、その様子をみると所定の超高気密性能が出るかどうかがわかる。その施工段階で「?」がある建設会社さんでは再び施工チェックに行ったり、気密測定に立ち会わないと超高気密になることは難しいのだが、こちらの田中住プランニングさんでは間違いなく超高気密になると確信できるほど良い施工だったので安心していた。であるため私が気密測定に立ち会うことは当初から考えておらず、建て主さんから立ち会って頂けた。
工事を指揮する田中さんにはお礼申し上げます・・・ありがとうございます。