富山県 高岡市赤祖父の家 
 高基礎による床下収納の魅力

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昨日250km離れた高祖父の家の気密チェックに伺ってきた。気温が34度と外にいるだけでも汗が出るところ、現場の皆さんには頭が下がる。

「緑の家」と言えば床下収納できる高さ1.4mの空間。

昨日は大工さんが5人がかりで遅れを取り戻すべき、現場は大混雑。しかし意外と床上はスッキリしている。

2階は物一つ無い。PB貼りになったら再び騒がしくなるだろう。

それもそのはずで、床下収納部分が大工さんの臨時工房になっていた。無垢の木の造作には欠かせないスライド丸鋸作業台、各種電動工具の置き場・・・これだけでも1,2階のフロアーはすっきりする。

キチッと整頓された工具類。気持ちがよい。そうそう床下にもコンセントが設置されている。

これでわかるとおり床下空間は、収納がメインだがちょっとした工作をするくらい可能な広い空間になる。当然居室ではないので長時間滞在する想定ではないが、照明も最初からついており、しっかりと使える収納空間である。

配管も上部でつり上げて移動の邪魔をしない施工として配慮されている。

しかも写真のとおり配管類のメンテナンスのしやすさは抜群。排水管の追加、電線の追加は、1階のフロアーなら確実に住んでからも簡単に可能である。

昨日伺った目的は気密施工のチェックであるが、特に問題のある箇所は無かった。先回伺ったときに理屈を伝えているので大工さん達は飲み込みが早い。

2階の吹き抜け部分のコーナーサッシに合板だ敷かれ気密チェックがしやすい感じになっていた。

キッチリと施工されている。

そして床下収納と並んでもう一つの定番の外部庇・・・。これは「緑の家」が推し進める無難の象徴となっている。

コーナーサッシにもコーナー庇として計画。

日射遮蔽で使う簾を雨から保護し、濡変形を防いで簾の見た目と耐久性に寄与する。決して日よけでは無い。Asグレードは窓付近の漏水防止となるが、Bグレードの庇の目的は簾の設置と保護である。

今時庇のある家は珍しい・・・が日本の多雨高温気候の住宅には無難なアイテム。

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コメント

  1. どちて坊や より:

    お忙しいところ申し訳ありません。床下収納について教えてください。
    床下収納として利用する場合はロフトとしての建築申請が必要なのでしょうか?
    ロフトとして申請すると1階床面積の半分までとなり、さらにロフトの壁も必要となると床下エアコンとしては全体に空気が行き届かなくなる気がします。
    単純に床下扱いで申請することは可能なのでしょうか?
    もしかしたら床下床を作る時点でロフト扱いにする必要があるのでしょうか?
    この辺りはどののような設計と建築申請を成されているのか教えて頂けないでしょうか?