配筋検査

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M12のアンカーボルトの長さは500mmが安心

アンカーボルトはM12とM16の通常2種類あるが、そのうちM12が2/3を占める。近年そのアンカーボルトM12の長さは従来のL=450 →L=500を指定している。この理由については過去のブログにあるのでお読み頂きたい。一方M16アンカーボルトは設置の簡便さからHSS専用のアンカーを使用している。

今回の「松美台の家」の基礎も床高1.5mの最も高い仕様であるが、周囲のご近隣さんも地面や基礎が同じように高かったりしているので目立たない。つまり周囲に馴染む高さであり、このように住宅密集地内での新築計画としてよいことである。

今回配筋検査は9月22日と28日の2回現地に伺っている。22日はスラブも含めた全配筋検査で上のような状態の時である。2回目は通常コンクリート打ち込み直前に行う事が多いのだが、施工会社さんであるヨシダハウスさんが直前でなにかあったら打ち込み中止となるので、事前に行ってほしいと数年前から別に打ち込み前の検査を行っている。

上の写真は9月28日の第2回目の配筋と型枠検査である。22日の時と外観からでは変化がないように見えるが、内部では大きくちがう。下は全配筋検査の時で、型枠は周囲の打ち放し専用の樹脂パネルしかない。

2回目の打ち込み前検査では、立ち上がりの配筋のほぼ全ては型枠内となり見えなくなる。よってこの時の検査はアンカーボルトと型枠の位置と形状となる。

時折この打ち込み前チェックで型枠の巾が10mmほど小さい事が発見されるが、その際は当然是正してからの打込みのため、当日の打込みは中止となることが過去にあった。それほど打ち込み前チェックは重要である。

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