今朝白町の家 町屋の窓

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10月14日午後3時の現場の日陰。

今朝白町の家の地盤改良が無事終わった。車庫は布基礎で母屋はベタ基礎として設計しているが、母屋の地盤の長期許容応力度qaは30KN/ m2で車庫のqaは70KN/m2としている。

今回は地盤改良の確認ということより、この時期、この時間の実際の現場環境を再確認するため。立秋から既に4週間たっており太陽高度も低くなってきている。東西に長い町屋特有の敷地のためその影響は大きい。窓はできるだけトーメイにしたいが、お隣の壁だけを常にみているより、明るさだけを取り込む不トーメイでもよいかもしれない。今日はそれをメインに確認しにきているのである。一番気になるのは家族の間の吹き抜け上にある大きな開口部でも下から見上げても下の写真である。

青空は見えるが・・・中庭にでれば見ることができるのでそれでも必要か?

これなら不トーメイでも良いかもしれない。悩みどころである。

話はかわり地盤改良のことだが、催促して地盤改良前々日(営業日としては前日)に地盤改良の検討書が手元にきた。車庫は布基礎で車庫の地盤の長期許容応力度qa70KN/m2として高めに設計しているので、改良杭の配置は結構きつい。また布基礎はベタ基礎と違いベース実面積で計算しているので、検討式もそれに合わせる必要があり、ここを間違える事も多い。今回も勘違いがあったようで、当日杭数を3本増やして安全性を高めている。布基礎では下のような基礎反力に対しqaを検討すれば更に応力をごとに改良杭を配置してコストを切り詰められるが、安全側なら多少余計にあっても良いと考えている。

県外の建て主さんからみれば、広大な新潟平野部なのに地盤改良が必要なのか?と思う方いらっしゃるだろうが、概ね大きな平野部は河川の氾濫でできた平野なので地盤は悪い。長岡あたりで4から5mまでは有機質の混じる粘性土であり、三条などは10mを超えて砂質土(換算N値3)がようやく出てくるありさまである。

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