「て・こあ」でのある一日 二百八十六 日干しと初物

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昔ながらの光景で、2階の窓全開で布団を並べる。こんな時に瓦の下屋があるといいね。

連休中にお泊まりの方が「て・こあ」にお見えになるので、昨日の定休日に布団干しを行なった。本来全ての物はカビ防止等から直接日射には当てず陰干しが原則であるが、布団干しは唯一日向で行なう事が習慣となっている。

焼き瓦は軽く掃くだけで綺麗な敷台となる。熱くなっているので火傷には注意。

「て・こあ」の2階窓は、アルミのペアガラスサッシから時代とは逆行する木製のシングルガラス建具に7年前に変えている。この建具の良いところは全部が壁内に引き込まれるため全開になる開口部である。その優位性で布団をこのように並べること可能で、五組の布団を干した。

2階窓を全て壁に引き込んだところ。切り取った絵のように美しい借景。

大事なものほど陰干しが原則であるが、この布団干しだけは古くから日向で行なわれる唯一の習慣である。急激に乾燥させて湿気を飛ばし、熱でダニ類をころすことが目的で、毎日行なうわけではないので生地が傷みにくく更に洗濯物することと、直日射にさらしてカビの生えやすくなることを両天秤にしてメリットがあるのだろう。

で、この時期は恒例の初物。

双子のタケノコが今年初になった。

「て・こあ」のタケノコはotomo vie centのタケノコよりおいしい。産地でこんなに違うのかと思うほど味と柔らかさが違う。

最近は「て・こあ」の活動を休止している。このため沢山生えすぎるタケノコをお隣さんが採って頂いているので、今日は六本と自宅で食すにちょうど良い量だけとなる。

初物を頂いたからにはご奉仕をするのが決まりで、

木に登って出来るだけ枝打ちをしてから目通りで近くで切る。

高さ6mで直径36cmくらいの楡科の木をチェーンソーで切り倒した。堅い木で枝同士をあてると音が甲高い。

木を切るのは簡単だが、その後の処理が大変。細い枝は細かく切って捨てる。大きいのは薪に。

「て・こあ」の前庭の木は、8割くらい切り倒されて残る木がカエデとボタンになり、このボタンも今年には切り倒したい。

また昨年事件を起こした黄色スズメバチの女王が盛んに飛び回っているので、この時期できる限り捕獲して家には巣を作らせないようにしたい。

飛んでいるところを殺虫材で打ち落とす。これはキイロ?スズメバチのようだ。

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