今朝白の家 完成5 適材適所

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光庭は木の外壁とガルバニュームの外壁を組み合わせてつかっている。その理由は・・・

木の外壁側(東壁)は全く濡れておらず床さえも壁面から150mmくらいは乾いていた。

この写真で如実にわかる。

見学会の最初の日の朝は優しく雨が降っていた。当然光庭のウッドデッキは北面、南面、西面は外壁まで濡れる。ところが東面は壁面から200mmは乾いている。

木の外壁の上を見ると小さいながらも屋根がかかっていることがわかる。

皆さんの想像通り東面には屋根が500mmある。一方他の面は屋根がない。

それに合わせて外壁の種類を変えているのである。屋根がないところ、また白いガルバニュームを使いたい所は屋根をなくしている。所謂適材適所であり、木の外壁は水に濡れない方がよく、ガルバニュームは水に適度に濡れた方が良いのである。とはいっても風が強く吹き付ける場合は、ガルバニュームも屋根があったほうが良い。

雨しぶきがつく外壁とガラス戸。

室内の床材もおなじである。

2種類の床、壁の木のかど当て等適材適所。

カウンターバーは椅子の脚が細いので床に集中荷重が働くため、床が堅くないと床に跡が残り数年後には酷いことになる。一方家族の間は長く滞在する場所で、主にソファーに座ったり、直接床に座ることもあり足触り良いのが一番。このため軟材となるヒノキの床である。見学会にお越し頂いた人も、実際歩いたり、10分くらい立ちっぱなしを体験し、ヒノキのほうが足に優しいことを実感し、ヒノキのほうがよいと答える。当然、雪の下に2ヶ月も埋もれるデッキの床は20年前からアイアンウッド一拓である。

違う木同士が混じり合う部分。綺麗にマッチしておりこれはこれであり。

また照明計画も同様で、お酒をのむ空間はほわっとしたぼんやり感の明るさが気持ち良い。そのため間接照明と低い位置のペンダント照明でテーブルに反射した下からの光が顔にあたると、普段の影ができなくて表情が柔らかくなる。

そういえば棚や扉もその雰囲気で変える。バーカウンターにある棚は壁に彫り込まれたようにするため枠無しで全カブのガラス戸としている。

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