湯と食べ物

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原村の家では工事監理の完成チェックとプチ見学会開催で2泊3日の工程になったため、見学会近くの温泉施設での宿泊となった。

5日の朝は氷点下6度に冷え込んだが、この季節としてはさほど低くもないはず。ただやはりはりつめるような空気で、地面や屋根は霜で白くなっている。部屋から見える木にはなにやら丸い形で葉っぱが固まっているように見える。

特殊な木なのか、それとも鳥の巣なのかと思ったので調べると宿り木とのこと・・・。

地面には霜柱による地面の隆起が見られる。このような現象は新潟県ではまずお目にかかることはない。

私は甲殻類のアレルギーがあり、以前エビで軽いアナフィラキシーを起こしたことがあるので、大好きなエビはここ数十年間口にすることはない。かに類も同様だが、かに類は十分に加熱すれば今まで問題なっかった。そんな事情で宿の夕食のメニューが肉類とHPで記載されていたので安心していたが、その記載メニューと違ってかに類がメインの料理が給仕され、加熱してあれば平気と思って完食。入浴後就寝して2時間後くらいから暑くて突然汗が吹き出し、それが止まらないので目が覚めた。明らかに体調に異変があると感じたと同時に胃のあたりがおかしい。何か胃が回転しているような感じで鈍痛が続く。脂汗がでてきてとても寝てはいられないが、これは絶対によくなると思い込むように耐えていた。どのくらい耐えていたか不明だがふと時計をみると2時・・・あと6時間あればなんとか元通りになるだろうと気合いを込める。朝には遠く九州からわざわざ「緑の家」を感じるために見に来て頂ける方がいらっしゃるので、スタッフだけでは非礼になるとの強い気持ちを持って眼を閉じていると、痛みが数十秒の周期的にかわる。そのうちその周期が長くなり朝日が窓から差し込む頃には痛みは消えて、体感温も元通りになった。しかし寝不足と重なりすぐには起き上がれないので、時間の許す限りベットの上で静養する・・・。で、ようやく朝食を一口飲み込むように済ませ原村の家にへむかった。この日は無暖房でも家の中は30度まで上がり暑くて汗もかいたせいか、その日はトイレ外出さえ一度も無く8時間お越し頂いた皆様にお会いし話すことができた。ありがたい、ホントにツイている。昨晩を思い起こすとやはりアレルギーになったとの自己診断で、かにの加熱が弱かったことに加え、アルコールも口にしたことと長距離運転や工事監理の疲れ、少し長い入浴が重なって発症したようである。一日にこれだけ重なればあたりまえか・・・。プチ見学会を済ませ床傷をチェックすることを兼ねる床掃除をすると、昨日並みの疲れとなったためこの日も少し気を遣って夕食を食べた。夕食は昨夜のことがあったので、スタッフMが強くフロントにかけ合ってくれ、HP記載どおりの肉がメインのメニューとなった。スタッフMには感謝である。

宿泊場では新館と本館があり、フロントから新館に向かうのはこの渡り廊下をとおる必要がある。このような仕様は温泉地にはありがちなスタイルで、迷路となっている温泉宿も大変多くもう温泉旅館の名物といっても良い。

なぜこのような事になるのかは・・・この渡り廊下で建物の同士のつながりを切り、別棟として建設許可を得ることで、旧館への建築再審査をさけたり、避難経路を簡便にしたりして余計な費用を防止する狙いがある。であるが・・・何しろ一度屋外に薄着で出されるのでわずか十数メートルでも寒い。風除ガラスを見ると・・・

外側で結露して氷となって結晶を楽しむおもてなし付きとなる。ただこの通路を越えた新館には大きめの家族風呂があり、家族風呂と言ってもちょっとした温泉旅館の浴場くらい広い。そのすぐ隣の部屋だったので、部屋に広いお風呂がついているような感覚で入浴できた。特に二日目は新館に私たちだけが宿泊するため、貸し切り状態の空間で、いつでも入浴できるように家族風呂の鍵は開けっ放しの配慮がされた※。
※初日の予期せぬメニューの手違いで迷惑をかけたとのことで配慮して頂いた。

新館は8部屋で一番奥が家族風呂への入り口

温泉自体は特別好きでもないが、薄暗い大浴場で他の宿泊客とまばら(混んでいたらNG)で湯につかるあの独特の「時」と、朝風呂後の安息感は大好き。そのためわざわざ寒い廊下を渡って2度ほど大浴場に行った。個々それぞれ想いはあるだろうが、流石にこの気温では極寒露天風呂は何かの荒修行のようで好みではなく今回はパスした。

そして今回おいしかったものは・・・

スタッフ用とは別に私だけ甲殻類がないものを特別注文して頂いたシャリも秀逸の散らし寿司。

原村の家の建て主さんから差し入れされたお弁当。原村の家の周辺ではファミレスやコンビニが無いのでどうしたらよいかと考えていたときに、頂いたのである。お茶やデザートまで頂き、ほぼ朝食を食べていなかったので、これで午後を乗り切る事が出来た。

ありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。

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