「て・こあ」でのある一日 弐百五拾六    春の里山2

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朝夕まだ寒いこの時期は小さい株だけ芽吹くコゴミ。

先週の「て・こあ」での一日でゼンマイを紹介したが、ゼンマイの頃は「コゴミ」も芽吹く。そこで「て・こあ」では生えていないコゴミを採取するために近くの川原へ行く。

コゴミは山菜として有名だが、山菜と言っても川原などにもよく生えている。元々水分の多く適度な養分がある日が当たる所なら群生するシダ類。一般的に川原は国有地であり指定地域以外は常識的な植物採取(勝手に生えている草などものに限る)は特に届け出も必要ないのでありがたい。

この時期は小さなコゴミから芽吹き、遅れて大きい株のコゴミが芽吹く。小さなコゴミは癖が殆どないので軽く湯がいてお浸しというか、そのまま味無しでも十分おいしい(いわゆる春の味)。

上の写真は大きな株から出てくる直前のコゴミ。山のコゴミは近年採取したことがなのでわからないが、5月の連休前まで順次生えて来るのが川原のコゴミの特徴かも。

ゴミ取りが山菜の宿命である。大量の水で殻と藁を取り除く。

日本食は殆どがこのように大量の水を使って洗う素材が多い。文化は食の影響が多く、食を中心とした家造りも「あり」となると土間キッチンはとてもすてきな空間。

コゴミも藁や殻をとり、多めの湯でゆでること約一分・・・。

昨日の「て・こあ」では

椎茸

タラの芽

三つ葉

アサツキの芽

ヨモギ

を「て・こあ」敷地内で採取して春の天ぷら祭りとなった。

一食で食べきる量が現代の山菜採取の基本。3食山菜だけでは飽きるし、残したらもったいない。ほどほどがよい。

採ったばかりの肉厚の椎茸を米粉で天ぷらにする・・・。米粉は「Comme le vent」の発芽玄米(新潟減農薬のこしいぶき)で自家製粉したもの。味と仕上がりが市販の米粉とは違い私好みの堅すぎない歯ごたえ(小麦粉より強いパリ感もある)。

コゴミもそのうち「て・こあ」ないで育てて採取すれば、春の山菜の殆どが「て・こあ」でとれた食材になる。そう思うだけで豊かな気持ちになる。今はゼンマイを増やすこととコゴミを植え、次にワラビかな~。ワラビは日当たりが特に必要だからちょっと無理か?

そしてあと2週間でタケノコのシーズン。春は里山「て・こあ」が楽しい♬。

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コメント

  1. 安爺 より:

    ああ!もう半分近ければ!!!。と、つくづく想う、「てこあ」の便り!!!。

    • Asama より:

      春は特に魅力的な里山の「て・こあ」です。また足を運んで頂ければ・・・というより私たち(複数人で運転が可能なので)が迎えに上がることもできますよ。長く休みが取れそうな時に如何ですか~。