設計者は・・・造ることが好き

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届いた・・・。

例の工具。

1ヶ月前に大工さんに現場で見せてもらったマルチツール。

大野町の家で大工さんに見せてもらったマルチツールが私のほしかった道具と直感したので、見せて頂いた瞬間に

「買おう」

と決心していた。
きっと自分で鑿を使って木の加工したことがある人はこの道具がとっても便利とわかるが、鑿を使って加工しない人は必要ないだろう・・・。

購入したのはマキタ製のマルチツール。今やハンディー掃除機でダイソンと人気を二分するマキタであるが、我々にとっては家電メーカーではなくあくまでも大工用具のメーカーさんとの認識。

いつもドリルドライバーでマキタを使っており、バッテリーが共有できるので14.4Vタイプをチョイス。実はこのバッテリーと充電器が機器価格の半分を占めるほどバッテリーが高い。だからバッテリーは買わないで本体のみを買った。

これより先日壊れたサーモグラフィーのような設計ツールを買えば良いのにと思うのに・・・こっちの方がほしくなる性分

様々な歯幅があり鑿で言う3分のみとか4分のみ幅から1寸5分くらいの歯幅が最大。

どのように使うかは再びレポートする。

私は設計が仕事であるが、木を加工して物を作るほうが実は大好き。だけれど加工はヘタだから図面屋になっているのかも。

前にも紹介した「て・こあ」のささら階段も自身で墨付けから加工、取付け設置までおこなった。このときもこれがあればもっと早く作れたと思うが、鑿の切れ口の繊細さはこのツールでは無理だと思う。
木の加工で腕のよい職人さんが作ったものを見るとほれぼれするし、そこに価値があると私は思っているので、無垢の木を組み合わせて作った物は、合板の板とは別物感となりそれだけでその空間に他の物は要らないくらい好き。ああーもしかしたら設計者としてふさわしくない性格なのかもしれない。

さて蓮潟の家もコーナーサッシが取り付き、金沢の鳴和台の家、新潟の大野町の家、長岡の蓮潟の家・・・3棟のコーナーサッシが揃った。同じに見えて全て少し違う仕様である。

蓮潟の家は掃き出し窓を持つ新コーナーサッシである。「緑の家」の多くは1階の床高が1.5mにもなるので掃き出し窓はほとんどないが、この蓮潟の家ではウッドデッキがほしいとのことで掃き出し窓が可能になった。しかも簾の設置の心配がないので大きなFIX窓も・・・。完成時には「アイキャッチ」が久し振りに必要な「緑の家」となるはず。

耐雪2.5mで耐震等級3というめっちゃ強い建物となっているが、そんなイメージがないくらい軽い感じのするコーナーサッシ。

クロス通気工法がよくわかる写真。無理なくまとまっている正面ファサード。

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