新潟市 清五郎の家 完成前チェック

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右手には公園を望むように設置されるウッドデッキ

来週末の25日、26日に完成見学会の行われる清五郎の家の完成前チェックを行った。

とはいっても仕上げを見ることはまだ出来ないので、大きなミスや勘違いがないかのチェックとなる。

C値は0.1cm2/m2と超高気密の性能。

先日行われた中間の気密測定では、0.1cm2/m2と大変良好な数値であり、このままミスがなければ、設備を全部設置しても0.2~0.3cm2/m2以下になるだろう。

私が現場写真として使っているFUJIのXQ2は、内装の白色がよく表現される。事務所に帰ってからフォトショップで自動補正するとかえっておかしな色になる。

天井が通常より300mmも低いことで逆にこのAEP仕上げの良さが出ている感がある。ただし、天井の高さは好みなので見学会でご覧頂くときには気にして感じてほしい。

天井高2100時のレンジフード選択は意外と大変。今回は上のBOX部分は造り付けとしている。

例えばキッチンのレンジフード・・・。一般の既製品を使うと1500以下になるので頭がぶつかる。背の低いタイプの既製品 レンジフードもあるが意外とかっこわるい商品が多いので、造り付けキッチンに合わせ造作することになる。今回も薄いタイプの機器を選び上部を家具で作成した。

  

さて、例の山茶花を切り取る窓であるが、そこに奥行き800mmもある大きなカウンターが取り付く。

巾3000mmを超える窓と足のないカウンター。

更に横の長さは3000mmを超える。建築の関係者なら3000mmを超える木のカウンターなのに、その真ん中に支える足が一つも無いことを不思議と思うはず。ここはデザイン的に、また機能も考えるとどうしても足を無くして3000mmを無柱にしたかったので、あるちょっとした工夫をしている。そのおかげでこの上に大人が3人乗っても問題ないくらいしっかりと組むことができた。見学会の時に確認出来るので見て頂ければと思う。

清五郎の家は海岸から4kmちょっとと塩害も多少受ける地域。その外壁はSGL仕上げのため、長期にわたり錆が目立ちにくいように軒の出がない方が良いのだが、軒の出がゼロであると、軒裏換気や長期の雨じまいが悪くなるのでバランスを考えて出来る限る軒の出は小さくし無難な外観にしている。

矢印部分にアレがある。

一昨日足場がとれたそうだが、この緑豊かな環境が私が想像していたとおりの現象が起こっている。この大きなFIX(はめ殺しガラスの窓)からビックスワンが見えて気持ち良いのだが、ふとある物が目に入る。

足場をとった2日目にアレが付着。周囲に緑が多いとアレの危険性は高く、直ぐ清掃したくなる。

そう・・・アレである。

もう一カ所のガラスにもアレが付着する。ここは開き戸なので問題なし。

FIX窓はとても気持ちがよいのであるが、「緑の家」ではあまりお勧めしていな事は以前のこのブログでご案内したとおりである。それが足場を外して2日目には起こる。

足場を外す前に外壁などは一度クリーニングしているが、2階の大きなFIX窓の白い矢印の所にアレがあった。

しかし清五郎の家ではご覧とおり近隣とある一定の距離(10m程度)離れているので、外部から高圧洗浄水をかけても大きな問題にはならないし、バルコニーや玄関屋根から2階のFIX窓に手が届くので、このアレをとることは容易である。しかし近隣が近かったり、手が届くような仕組みになっていないと、アレをとるのは大変である。これが2階の窓にFIXを薦めない現実である。

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