日本の今までの住宅は短命でよく30年住まえればOKだった。これは住宅支援機構の過去の調査からも平均建て替えとして30年以下となっている。ところが、「緑の家」をはじめとする住宅が現在目指しているのは、長期使用できる住宅である。これはある意味時代に逆行しているのではないとふと思う。
続きを読む「 太陽光発電、風力発電 」一覧
再エネの不思議 2 と金沢市へ
昨日、金沢市に建築中の金沢戸板の家の仕上前のチェックに伺ってきた。こちらの性能はUa値0.17w/m2kで耐震等級3、耐雪1.2mと超高性能の「緑の家」。当然グレードはAで、すべての窓が単独取り換え型となる。
続きを読む日常のエネルギー費用アップから見たソーラーパネルとガルバニューム屋根
2024.05.03緑字加筆
ご存じだと思うが、電気代の再エネ賦課金が今月から2円/kwhアップし、来月からは電気代が一律3円/kwhアップし、合計5円/kwhアップする。私と法人で東北電力さんと5契約あり、その使用電力量は大きいので影響は甚大で他人ごとではない。特に再エネ賦課金(いわゆる太陽光発電に伴う負担金)は直接の恩恵(自身でFITを利用している)を受けていないと腹が立つくらいだと思う。
続きを読む10年以上超高断熱高気密住宅に住んだオーナー談。その2 太陽光発電パネル設置のリスク
先日ご紹介した新潟で標準的につかわれる雪止め金物を10年設置してそれを外した後に残った錆の跡。実は太陽光発電パネルを設置するときに使われる金物と同じ素材のどぶ付け亜鉛メッキである。今までこの現象を知らなかったのは、雪止め金物を外すことは30年以上経た葺き替え以外なかったため。
続きを読む太陽光発電の設置で・・・やっぱり。
先週11年目を迎えた「緑の家」の10年目メンテナンスに伺った。
続きを読む節電要求って・・・過剰換気はどこへ。
ここ数日間の報道で、「電力が逼迫しているので節電をお願いしたい」と政府が国民(家庭)に向けてアナウンスしている。私は・・・
以前続きを読むZEHの功罪で太陽光発電パネルの重さ
ZEHとはについては幅広く知られているので省くが、簡単には太陽光発電パネルを載せた僅かに断熱性能が良い家のこと。太陽光発電パネルを載せないとZEHにはならないが、この度国交省がようやく太陽光発電パネルと断熱材等の重さによる地震に対しての影響を検討しているとのこと。・・・遅いだろうと思う読者が殆どだろう。
続きを読む昨年より少ないのに高い電気代
新潟県において一年で最も高くなるの電気代は冬期。この今年の3月は昨年に比べ電気使用量が1割少なかったので電気代は安いかなと思って見ると・・・逆に約1割高いのである。なぜ?
続きを読む
ローコスト住宅とは幾らくらい?
将来のEVエネルギー供給
昨年春からウッドショックが起こり、また世界的な半導体不足、化石燃料の高騰などが重なり住宅の価格はかつて経験したことのない上昇を続けている。「緑の家」でも参考価格は上がっているが、決して高額な住まいではないだろうと思っている。
続きを読むotomo vie centリノベ その10 明け方と電力
現在の日の出は7時頃。この写真はその20分前に撮影している。いつも紹介している新潟の青光の冬、雪で覆われるとまさに青の世界。
続きを読む太陽光発電等と省エネ
ブログで何度か紹介した電気料金の賦課金。太陽光発電等の自然エネルギー由来の発電を推進するための全世帯への負担費用が賦課金である。この賦課金が年々値上がり先月の拙宅の電気代の11.4%を占めている。しかし実は・・・
続きを読むようやく構造のチェック実施か?
ある業界紙の情報によると、現在行政で行われていない木造住宅(いわゆる4号建築)の構造検査を2025年ごろから実施することになるらしい・・・。
続きを読む太陽光発電と階段の階段の角度
最初の話題は太陽光発電パネルのこと。
続きを読むZEH等に有利な太平洋側に移住?
昨日上のように「太陽光パネル設置義務化」が政府の検討委員会で議論されたようである。FITにより太陽光発電等の買い取り価格が40円/kwhを超えていたときには、ZEH(ゼッチ)に火が付いた。
続きを読む新潟市の太陽光発電
白山浦の家では太陽光発電が設置される。太陽光発電は一時の勢いがなく今や設置するほうが少ないのが新潟県の現状である。その理由は・・・買い取り価格の下落が一番の理由であるが、積雪地である新潟県ではリスクが高いためでもある。
太陽光発電が災害時に使えるために・・・
太陽光発電を設置する個人宅での設置目的は、第一が経済(投資)性で第二が災害時の電力確保で、最後に環境によいと考えていると思いますが、日経アーキテクチャーによると、この第二目的が災害時に使えない公的資金を注ぎ込んだ施設が多いとのこと・・・
ZEHの太陽光発電パネルのリスク
国総研資料から 片流れにはしない!
大量の太陽光発電パネルが急激に設置され始めた2010年以降、住宅の屋根に「片流れ」形状が増えました。しかし大量に太陽光発電パネル(ソーラーパネル)がその片流れ屋根に設置された場合、新たな障害を引き起こすことが報告されております。
太陽光発電パネル(ソーラーパネル)と屋根
「HITルーフ」であれば、新築時でも、後からでも屋根に穴をあけずに太陽電池モジュールHIT®を取り付けることが可能。数多くの穴あけ加工やシーリング処理が不要となるので、防水性が低下することがなく、太陽電池モジュールHIT®の取り付け作業が大幅に簡素化されます。施工時間の短縮にもつながります。
これはパナソニックさんの太陽光発電パネル(屋根材)の商品説明からの引用です。http://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/01/jn170126-2/jn170126-2.html
西裏館3丁目の家 ・・・
2015/02/04/23時 緑字加筆修正
西裏館3丁目の家は久しぶりの屋根付バルコニーを備え下屋がある南向きの家です。「緑の家」のオーナさん達は積極的に太陽光発電を設置しようと思う人はいません。これはある意味真偽を知っているのかもしれません。
暑いですね・・・
気密性がない事務所でも24時間空調で湿度が50%以下に落ちる。湿気の発生量(&侵入)と除湿量で相対湿度がきまる。
あついですね~
といいつつ、事務所は24時間空調になっているので快適温湿度・・・。
今日は最近の事で気になった事2つばかり・・・
ソーラーパネルの設置業者選び
昨日から気温が急上昇・・・・。こうなると車のタイヤをノーマルに換えたくなりますが、ちょっと思い出し止めました・・・昨年は4月7日に下のとおり積雪がありました。とは言っても午後には消えてしまいましたので、仕事車でなければ換えてもOKかな・・・。
昨年は4月7日まで雪が積もった。もう忘れていると思いますが昨年も寒かったのですね。
屋根貫通のソーラーパネル
その設置方法は?
さて本題ですが・・・
戸建て住宅では太陽光発電パネル(ソーラーパネル)は屋根上に通常設置されます。その取付け方は金属屋根において一般的に2通りあり、屋根貫通ビスによる設置と屋根材自体を挟みつける事で、屋根を貫通しない設置方法です(瓦屋根は従来設置する雪止めと同じリスクになりますから除外します)。
新潟の高気密高断熱 自然素材の家から 大手ハウスメーカー
太陽光発電パネル設置より超高断熱工事が先でしょう。コスト編
最近の業界情報を見ていると大手ハウスメーカーの太陽光発電パネル付きの住宅販売が好調ということです。特に太陽光パネルのディスカウントで1kwあたり30万相当で設置できるようなおまけもあるようです(多分建物本体の価格に入っているのでしょうが)。
現在は太陽発電パネルで発電された電力の中で、自分の家で使用した残りの電力が48円/kwhで10年間購入させる法律があります。このため以前ご案内したとおり、昼間は全く電力を使わない方が随分お得になります。
そして補助金もあり、エコ製品ということで大手ハウスメーカーは太陽光発電パネルの営業で説得し、設置率4割以上と市場は沸いております。
しかし以前からお伝えしているように、太陽光発電パネル(ソーラーパネル)は新築後いつでも設置可能ですが、超高断熱の工事は、新築時にしかできないくらい内部工事と絡みます。ということは、後で断熱強化したくてもできない事になります。特に大手ハウスメーカーの構造は、一般の建築士が手を出せない特殊な構造ですから尚難しいでしょう。
では、次世代断熱基準を満たした住宅で太陽光発電パネル設置と高気密高断熱の2から3倍の性能を持つ超高断熱住宅のコストシミュレーションをしてみましょう。このシミュレーションは太陽光発電の売電、メンテと年間冷暖房費、メンテのコストを積み上げました。
太陽光パネルは仮に100万(通常は180万)で3kwという格安で設置できたとします。また太陽光発電パネルの寿命は25年とし、10年までは48円/kw、11年目から24円/kwに戻り且つ発電効率が5%落ちた事で考えます。一方超高断熱(普及タイプ)は施工費4万/坪アップ(160万UP)として家の大きさは37坪前後です。この比較では太陽光発電パネルの補助金を入れた相場50万/KWより相当有利にしてあります。また、冷暖房費用(電気代)は11年後に20%のアップ、20年後に50%のアップ、30年後にはおおよそ2倍としてます。
結論は太陽光発電がコストで概ね30年間有利ですが、30年以降逆転し、その差はどんどん広がります。やはり家の建て替え寿命は30年として見ているのでしょう。このシミュレーションデータがそれを表しているようです。30年使えばあとは建て替え。だから大手ハウスメーカーでは太陽光発電パネル設置が一押しということなのでしょう。
下にグラフの元となった表を載せます。あくまでもこれは今回の検討のためだけにオーブルデザインが描いた簡単なシミュレーションです。太陽光発電の家は窓の性能が落ちても気がつかないのでメンテナンス費用は0円です。
実はこのコストの事よりも最も大事な事は、竣工後では施工できない「超高断熱」の快適さが30年以上も全く違うことです。これは数字ではなかなか現れませんが一番重要ですね。そして竣工後では施工不可能に近い超高断熱工事。これに尽きます。
太陽光発電パネルは、資源のない日本にとってとっても大事な発電方法です。是非国民としてその設置に参加、応援したいのですが、先ず基本は使うエネルギーを少なくする事です。その次に再生可能簡単なこのようなエネルギーに投資することであると考えます。強引に車で例えると、燃費の良い車を選ぶことが一番で次に屋根にソーラーパネルを設置する順番だという事です。
新潟の家での太陽光発電パネルと雪の計画
緑の家に設置された4.5Kwの太陽光発電。
太陽光発電パネルは表面がガラスのため、勾配のある屋根に設置した場合、積もった雪が直ぐ滑ります。新潟市では多くの太陽光発電パネルが設置されてますが、雪の対策は充分ですか?発電効率を考えると、上写真のようにできる限り滑らせてしまったほうが早く発電効率が回復するので正しい設置ですね。
ですが、雪の滑った先が駐車場でしたら笑えません。6mも上から来る雪(の塊)の破壊力は結構ありますので車が壊れてしまいます。そんな対策を設計で考えてありますか?
海岸沿いの新潟市は雪に対してそんなに過敏に考えてないと思いますが、三条より内陸部は、雪の落下で様々な事故や問題を引き起こします。
下写真ような大手ハウスメーカーに見られるような平らな屋根に設置すると、雪が解けきるまで一部が雪に覆われ発電効率が極端に悪くなります。なるべくなら積もらないほうがよいですが、敷地にゆとりがない場合はやむ得ないですね。こちらのほうが安心です。
ただ長岡市のように雪が1m以上も降るところは、1月、2月はまるっきり発電不可ですね。とくにせっかくの2月以降は日射が多くなり、気温が低いので発電効率が上がってますからもったいないです。
太陽光発電パネルによる売電価格 続報!!
数日前のブログにコメントを頂いて、電気を買い取る東北電力のお客様相談室にうかがいましたら、コメントでご指摘いただいたように48円で契約した方は、10年間48円で買い取るそうです。来年契約した方は多分42円(予想)で、その次の年の方は36円(予想)と徐々に下がるようです。
買い取る東北電力さんは、年度により個々に違う単価で買い取るのですね。
イヤーびっくりです。太陽光をつける予定の方なら今年でしょうか?
コメントを頂いた「通りすがり」様には感謝と当方が返信したコメントに対しお詫び申し上げます。 o(_ _)o
修正!!新潟で太陽光発電の売電買い取り価格48円をいかす方法。
2009.10.13 内容修正 仮定で勘違い部分ありました。申し訳ありません。
太陽光発電にご興味のある方はまずはこのホームページをご覧ください。↓
http://ecolifejp.fc2web.com/reform/hukyu_seisaku.html
なかなかはっきりとした公平で主張あるホームページです。
某大手ハウスメーカーのHPでは、やたら難しく解説して太陽光発電パネルで元が取れるかなどという解説では、オール電化やエコキュートと組み合わせるとういう荒業(私はこれは詐欺に近いと思います)で算出してます。これでは太陽光パネルの恩恵ではなく、オール電化の恩恵です。太陽光パネル設置の元を取る計算は単純で、
設置価格+メンテナンス費用=発電した電力の価格
しかありえませんね。
EX.太陽光パネル設置費が200万でメンテナンスが年平均1万かかり、仮に発電した電力を全部電力さんから買うと8万かかる場合、200万/(8-1)=29年ですね。単純です。この発電した電力の単価が上がれば、29年が20年になったり、10年になったりします。
そこで電力の価格(売電)が今年の春に「太陽光発電の売電買い取り価格が倍の48円になる」との報道に驚き喜びました。が、・・・
上のHPでの解説をよむと、何となくちょっと萎みます。その理由は大きく2つ。
1.買取価格は年々下がり5年後には24円と今の買取価格と同じ水準に下がる。
2.電力会社が買い取る電気は、使用した電気と発電した電気の差額分のみ。
と言うことです。
1.の買取価格は年々下がりまずは今年は48円/Kwhですが、来年は42円、そして年々下がり5年後には25円そして11年目には13円(RSP法では11円/kWhに設定)となるシナリオもありえるとしています。13円/Kwhといえば今の電気代が24円/kwhなので半分。これでは元は到底取れません。是非政権のCO2 削減政策が推し進められるようにと思います。
2.の買い取る電気はほとんど以前と変わりないのでしょうが、使用した電気と発電した電気の差額のみという事は、仮に発電した電気量が年間3000Kwhとしても3000*48=144000ではありません。この仮定で昼間に1000Kwhを使ったとすると(3000-1000)*48=96000となります。
つまり太陽光が発電する昼間に電気を全く使わないようにすれば、どんどん売電されますが、発電と消費が同じぐらいになる冬季や真夏では、買取価格が上昇しても関係ないということになります。
そこで注目したいのが「冬季」です。図のとおり、家の断熱気密を「超断熱SSプラン」までに引き上げれば、冬季であろうとお日様があれば暖房が必要なく、太陽光パネルで発電された電力は、ほとんが余剰となって売電されます。超断熱を先に考えなければいけないところはここにも理由があります。もしこれが長期優良住宅程度の次世代断熱基準であると、その温度上昇は8度ですのでもう7度は暖めないといけません。その電力が必要なのでせっかく高く買い取ってくれるはずの電気を消費してしまいます。もったいない、自分で使えば27円(やりくり8)ですが、余剰として売れば48円です。その差21円/kwhです。
図は月平均1万程度の電気料金を支払う住宅で太陽光パネル4.16KWを設置した場合のシミュレーションです。シャープのHPでの入力で設置場所は金沢(なぜか新潟がない)場合です。
すると48円の高い値段で買い取って頂ける部分は、最低で見ると赤丸のところだけです。全発電量の8%(342Kwh=16416円)で従来の単価買取より年間8200円お得になります。倍に買取金額が設定されてもたった年間8200円だけです。これではいくら売電価格が高くなってもペイできる期間に影響は少ないですね。ここで最低とは、夜間まったく電気を使わない時の仮定ですので、夜間の使用量が多い家は48円の部分が増えます。逆に最高で考えれば、昼間まったく使わないと仮定し、
4019*48=192912円
この状況であればペイするのは早いです(ありえないないですが)。
上の比較はまったく現実的ではないので少し現実的に考えます。
但し太陽光発電の買取金額は48円/kwh固定で仮定します。
太陽光発電を考える多くのお宅が深夜電気を使うはずなので例えば
やりくりナイト8で夜使う電気量を昼間の1/2としてと仮定します。
細かい点は丸めて考えます。
(売電はその瞬間の発電量と使用量の差額集計ですね)
A 4481/2=2240・・・2240*8円=17920円/年支払い 深夜の分
B 4481/2=2240・・・2240*27円=60480円/年支払い 昼間の部
C 4019-(4481/2)=1779・・・17799*48円=85392円/年 受け取り
D 4019-(4481/2)=1779・・・17799*27円=48033円/年支払 昼間
太陽光発電を導入した場合に支払う金額
A+B-C=-6992円・・・ほぼ電気代ゼロになります。
太陽光発電を導入しない場合に支払う金額
A+B+CD=126413円・・・月当たり1万ですね。
差額は126413-(-6992)=133,405円/年となります。
年間メンテナンス費用を月平均1万とすると123,425円の利益
60万*4=240万(実質の設置費)とし、
2,400,000/123,405=19.4年・・・約20年でペイできます。
次に昼にまったく使わない状況で利益を考えます。
E 4481*8=35848円・・・深夜電力だけの請求
F 4019*48=192912円・・・発電売り電力金額
E-F=-157,064円 (約16万受け取り)
2,400,000/157,064=15.2年・・・約15年でペイできます。
何度も申し上げますが48円/kwh固定の場合です。
そこでオーブルからの提案は、売電価格が買電価格より大幅に高い4年間は、太陽光発電中(昼間)はなるべく電気を使わないほうが設備費を早くペイできます。ですので、新潟県で長期優良住宅基準程度の低い断熱性能である次世代断熱基準の家の冬季における昼の暖房は、灯油のFFストーブを使用して(灯油単価80円以下)電気(エアコン)を極力使わず、深夜の23時から7時まではエアコン暖房でという方法がこの4年間は良い。ということになります。
超断熱(SSプラン)住宅ではそんな難しいことをしなくても、昼間の暖房費が少ないので大丈夫です。早くペイ可能です(それは当たり前か?)。
新潟の住まい 太陽光発電 パネルは?
2009年8月24日青字加筆修正
太陽光発電は、人間が太陽から加工可能なエネルギーを取り出すのに大変便利な機器でです。しかし高価であり、おいそれと誰にも設置できる設備ではありません。高価であるがゆえにその寿命は気になるところです。
一般にメンテナンスは無いと思われている太陽光発電ですが、通常かかるメンテナンス費用があります。それはパワーコンデショナーと呼ばれる、直流電気を交流電気にかえる装置が10年で寿命となるので交換が必要です。大体10万位かかると言われてますから、年1万のメンテナンス費用が最低かかると思えばよいでしょう。
ところが
最近の調査発表(全文見るには無料登録が必要)によると、「10年以内でパワーコンデショナーを交換した件数は17%、パネル自体を交換した件数は13%にもなることがわかった。」とあります。故障率10%以上と言うのは完全欠陥商品です。
パネル、パワーコンデショナー共に保証期間は10年もありませんから本来有料交換となると思いますが、そこはメーカーの信用問題。ほとんどのメーカーが10年保証ですが、私のお手伝いした方の家ではも、無償全パネル交換でした。無償で交換はよいのですが、その方法が問題です。突然パネルメーカーが尋ねてきて、「パネルを見せてください」と言って、さらに「不良品が見つかったので交換します」となったそうです。この建て主さんは発電記録をつけていて、年々発電量が減っているのが不思議でしたが、今年は天気が悪いので発電量が少ないだろうと思っていたそうです。ところが初年度から数年で3割以上減ったころにメーカーが突然たずねてきたのです。つまり、TVや冷蔵庫と違って、自然を相手にしているので、毎年異なる発電量に疑問が生じなかったのです。ですのでメーカーが訪問するまで不具合に気がつかなかったそうです。
今後、期待の国産新エネルギーとしての太陽光発電パネル。補助金もつくそんな機器ですから、10%以上の欠陥率ではいけないと思います。また今年から急激に販売数が伸びている太陽光発電パネルなので、今後このようにメーカーが無料で丁寧に対応してくれるか?が問題です。
がんばれー メーカー技術者!!