新潟の家 200万の補助金。そしてSSプランの基礎工事

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今年は補正予算等、景気対策のため住宅関係の補助金がいろいろとあります。ほとんどが建て主さんへの家の直接資金となる補助金です。ありがたいことですね。
さてこの補助金のなかで最大規模の200万円が補助される「長期優良住宅先導的モデル事業」です。当事務所では無謀にも大手建設会社や団体が受ける「長期優良住宅先導的モデル事業」の第1回(不採択)と第2回目(申請中)を申請しました。
1回目の不採択のために、残念ながらこの補助金が受けられないことで、ご迷惑をおかけした設計もありましたので、今回は「新住協」のQ1住宅による申請でも受けれるように準備をしております。当事務所のSSプラン(普及版でも)では、そのままでほぼQ1申請用に合致します。当事務所のオリジナル申請で第2回目も受からなかった時に、この新住協のQ1タイプで補助金を受けれるダブル方式でご提案します。
是非ご検討頂ければとおもいます。
普及版SSプランは、Sプランの断熱と気密性能のみSSプランにしたものです。よって基礎は布基礎又はシングルべた基礎のシングル配筋で、基礎高は1mのタイプです。

Sプラン→普及版SSプラン Sプランの約3~4万/坪アップです。勿論コストが許せば標準SSプランが超お勧めです。

さて話はかわりSSプランの現場では・・・

耐震等級3のダブル配筋のべた基礎の鉄筋工事がほぼおわり、配筋検査を行ってきました。人の背の高さと比べてください。高い基礎ですね。

SSプランの鉄筋にはフックがあります(上下のわっか)。これはせん断力を高めるための計画で、ビル等は全てこのような計画です。普通の住宅の現場ではこのわっかまで手の込んだ施工はしません。でも建築学会の勧める基礎は、このようにフック(わっか)付です。

スラブの下の鉄筋のかぶり寸法も70mm。この部分が如何に平らでダレがないかを下の写真で確認ください。下の隙間を撮影したものです。あっ・・・少量の錆はコンクリートを入れると元に錆が還元されますから全く問題ありません。


奥の奥の向こう側まで平らですね。すばらしい施工です。
長期優良住宅はまず基礎からです。SSプランの基礎は100年間ノーメンテナンスで考えるようなそんな基礎ですね。
専門家が自宅をつくときは、設備類が豪華より、基礎にコストをかける方がほとんどです。でも人に勧める時にはそうはなりません。これは素人に基礎の良い悪いを説明するのが大変だからではないでしょうか?設備や外壁なら説明が簡単です。
万事何事にも基礎が重要です。

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