木の魅力 古い建物と木のキッチン

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この写真はnative dimensionsさんのSさんの撮影です。

築72年で解体が決定した新関小学校(旧新津市)の扉です。

何とも言えない木の表情です。角がとれ丸くなって皺があるご老人の優しさを感じます。木の表面は当初ペンキ塗装がされていたのでしょう。当初は塗り直したのでしょうが、もう数十年くらい塗装はされず時のたつまま。木の魅力はつきない・・・ですね。

そして木の最終段階の色・・・シルバーグレー色。とても落ち着きます。取っ手の真鍮ととても仲の良い感じです。  最近削られた部分は新品色ですね。校長室に入る前にその扉枠に擦るような情景を想像し思わずにんまり。

   この写真はnative dimensionsさんのSさんの撮影写真です。床だけは最近まで(数年前?)何か塗られていた(オイル系)気配があります。

そんな写真を見ていたら当事務所の木で造った家具や扉部分の写真が見たくなりましたのでHD内を見てみると・・・ありました。10年前の木のキッチンの写真が。

素晴らしい質感の扉。杉の無塗装。現在の写真も今度写して見たいが、まだ上のような味のある色にはほど遠いのだろう。

無垢の木で造るキッチンは今では珍しくありませんが、10年前はかなりトッポイ感じでした。扉は全て「杉」の無垢板で厚さ21mm。取っ手もシンプルで且つ使いやすいSUS製U字型。内部の仕切りまでソリッド無垢材。

一対に見えるカウンターが前に迫りでる仕掛け。下の引き出しもお盆のせ。

スライドまな板入れでさえ木の無垢で造る拘り。勿論汚れも覚悟の上での仕様です。

当時はステンレスの格好良いレンジフードがなかったのでそれさえも木で造ってました。電気クッカー(IHではない)、ミーレの食洗機の扉を木に変えてビルトイン。

以上は10年前に完成した「石山の家」の写真です。この時に初めてデジカメ(クールピクス950)を買い写していますのでとても写真が不自然でへたくそです。

こんな木だけの家なのに勿論中は今と変わらないSプランの性能。 そしてこの家が床下暖房、中水利用、太陽光発電設置、無塗装の木の外壁と今のSSプランの家の殆どの仕様が入った記念すべき家です。
当時のHPでのご紹介がここにありますが、なんと言っても10年前はHPの容量が制限されていた都合上写真が小さいですので、このブログの写真のほうが見やすいです。ですので再びおりをみてご案内します。

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