「て・こあ」でのある一日 ⑧ 薪風呂

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「て・こあ」ではトカゲが家の中まで入ってくるし、アプローチには蛇が悠々横切る・・・そんな田舎である。

「て・こあ」は元々築100年の庶民寺院だった建物ですが、住職さんの住まいも兼ねておりました。ですのでお風呂は存在しております。

火入れ前の御神酒を奉献。後ろの白いものはパイプ穴ふさぎ(ミネラルウール)。

薪風呂から始まり、今のオーナーが引き継いだ時には石油釜が設置してありました。しかし古くなっていたことでそれを破棄して元々の薪風呂に取り替えました。

そして夏の宿泊会を前にお風呂の試し炊きを行う事になりました。

今でもこんな薪風呂釜が販売されている。本体は銅製で熱効率は最高の素材。

煙突は最初から設置されていたので新品の薪風呂釜を設置するだけの簡単な事だと思っていたのですが、ホース(風呂と釜をつなぐ)の高さが合わず、床のコンクリートを少しハツリました。

火入れ式(御神酒を奉献)の後、たき付けは私が・・・。実は生家では小学校3年くらいまで薪風呂で焚付けも良くしましたので勝手はわかります。この素材の組み合わせは「緑の家」の玄関でもよく見られる。木とコンクリートとステンレス。

浴室も昭和30年代の雰囲気があるインテリアで、杉の無垢天井の木の吹き寄せの竿が湾曲しており、遊びデザインされているところが私の絶賛するところです。窓が大きく夏は最高の風呂です(冬の寒さは想像しない様します)。

ステンレスの浴槽は大好き!ステンレスって凄い素材だとおもう。

他の仕事しながら焚いたので凡そ45分で45℃になりました。このステンレスの浴槽は経年変化が最もすくない浴槽で、今工事を行っている荒町2丁目の家でもわざわざ選んだくらい、人気が落ちない素材です。

最初の風呂に入る人はオーナー以外が良いと昔から言われておりますので、私にお声が掛かり一番に入らせて頂きました。

63022bb62 その写真は公衆衛生上・・・ありません。

ご馳走さまでした。

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