樹脂サッシが更に高性能に

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3年前から「これからは樹脂サッシの時代。アルミと樹脂の複合サッシは時代遅れ」と申しておりましたが、そのとおりになってきました。

PCモードなら文字が読めるくらいに拡大。すると見えると思いますが、断面図に「交換可能な気密材」・・・。最近メンテナンス性もようやく認知されてきた。

今年の樹脂サッシ業界では熾烈な性能競争になっております。一方アルミサッシの方は性能が上がってはおりません。

当事務所の標準サッシであるエクセルシャノンでは、ペアガラスサッシは無論、トリプルサッシでもステージ「Ⅱ」にマイナーチェンジ。トリプルガラスを使ったサッシのU値では驚異の0.8w/m2k!!今年春の真空トリプルガラスを使って先行したYKKのU値1.08w/mを大きく上回ります。

日射取得率はAPW330の方が良い様で50%の日射取得率で、且つフレームがシャノンより細いので、太陽光の恩恵を受ける太平洋側で使用するので有れば総合性能は拮抗すると思います。

下はエクセルシャノンⅡのペアガラスです。こちらも従来の空気層12mmから16mmになり性能がアップしました。

ペアガラスのサッシでは従来使っていた「Ⅰ」から「Ⅱ」になってU値は引き違いで1.6w/m2Kから1.5w/m2Kに上がりました。ドレーキップでは1.5w/m2kから1.4w/m2kに・・・。「緑の家」はこの二つが標準サッシです。無論価格は据え置きです。ガラスの種類によっては以前と変わりないこともありますが、空気層が大きくなったことでサッシ全体の底上げとなっております。

このカタログでお気づきでしょうが、ガラスの性能は既にトリプルのクリプトンガス充填仕様U値は0.56w/m2kまで下がっており、フレームがなければ(あり得ませんが)サッシのU値は0.56w/m2kにまで下がります。つまり素材が樹脂であっても今はフレーム性能が悪いので0.8w/m2kまで上がってしまうのです。ペアガラス+アルゴンガス充填でもガラスだけのU値は1.17w/m2Kにまで下がります。ここから考えられる事は、フレームさえ良くなれば性能が簡単に下がる事を示しますますから、10年後はトリプルガラスサッシでU値は0.8w/m2kにはなるでしょう。無論今より安価で・・・

この時に良さを発揮するのがSSプランの家の交換できるサッシ設計です。この設計にしてあれば、気が向いたときに外壁のあるなしを気にしないでサッシの単体交換が可能になります。すばらしいぞ・・・「緑の家」 ・・・と我田引水の話でした。

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