超高断熱実質Q値0.99w/m2K※の屋根と通気

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中野の家の屋根は・・・焼き瓦です。「緑の家」では大変珍しい仕様です。

秋葉区は同じ新潟市でももしかして最も瓦屋根の多い地域ではないでしょうか?中野の家からの俯瞰でも2/3くらいが瓦屋根です。そういう意味では地域に馴染む屋根と言えます。

西ケラバ

この焼き瓦屋根は、平瓦という最近の形状で、左右のケラバ納まりは、このように被せ式の約物瓦で、和瓦とは納まりが少し違い、瓦割りが無くとも何とかできる形状です。が・・・一応瓦割りをして軒の出を決めたので、

東ケラバ

一応左右対称に中心で割れています。

2m以上跳ね出した柱の無い玄関ポーチ屋根

そんな重い瓦が載せて2m以上張り出した屋根が玄関ポーチで、シンプルな家に緊張感を与えます。

北通気層がもう施工され始めている。十字に木が組まれるのが「緑の家」の標準ダブル通気胴ぶち仕様。

オーブルデザインオリジナル「ダブル通気胴ぶち仕様」です。これは壁体内の通気が、他の物質で阻害されることが無いように、縦横の木組みでできております。

白く見える線状の物が隙間をあけるための縦桟木となる。よって横桟木の下は、必ず隙間ができ、水が流れるのである。

実はこのアイディアは上の写真2枚が示すとおり屋根の通気押し縁から来ております。

25年ほど前、引っ掛け桟瓦(現代のほぼ全てがこの引っ掛け桟がわら)の雨漏れ原因がこのよこ引っ掛け桟木とアスファルトルーフィングであることがわかりました。引っ掛け桟瓦は、その名の通り瓦を横に流した木に引っ掛けて固定するものですが、この横に流した木を屋根に密着させて打ち付けると、雨が瓦から進入した時に(暴風雨時は必ず漏れる)、この木でせき止められ雨漏れの原因となる水たまりができるとわかりました。そこで雨水が下に落下することを阻害しないように、縦に薄い木を挟んで隙間を確保し、横にひっかける木を施工しました。今ではその薄い木が写真で見られるように樹脂性の白いものにかわりました。このように十字に下地を組むと、必ず隙間が連続しできる構造となります。

15年前、事務所を設立した時に、設計と工事監理を確実なものにする為、誰が施工しても必ず通気ができるように壁の通気も十字とすることを思いつきました。設計とはそういうものと気密施工でも基礎断熱を標準としたものこの頃です。つまり床断熱では、ヘタな施工をすると気密がでませんが、基礎断熱なら誰が施工してもそこそこ気密でることを知っていたからです。

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コメント

  1. オーブルデザインの浅間 より:

    pika様
    ご投稿ありがとうございます。
    >気密材の普及が大きな役割を果たしていますね。これらの気密材の使い方がもっと一般的になるといいですね。
    おっしゃるとおりです。
    気密シートは冷蔵庫と同じ温度差20℃もある家の内外を隔てるのに必ず必要な部材です。正しく施工と計画をお願いしたいです。

  2. pika より:

    気密施工に慣れていない施工者でも確実に気密をとるためには、基礎断熱と土台気密シート、外断熱を組み合わせることで工事がしやすかったですね。しかし、外断熱では断熱材の厚みを多くはとれないので、やはり内断熱とさらに付加断熱まで必要になります。気密材の普及が大きな役割を果たしていますね。これらの気密材の使い方がもっと一般的になるといいですね。