人口が減る事を良しとした政策を

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2014.05.15加筆修正
久しぶりに全く住宅関係ではありませんが・・・

2060年でも人口1億人施策!!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000019-mai-pol

という報道を聞いて・・・

あり得ない事を、また殆どの人が希望していない事(企業を除く)を、どうして国民の目標に掲げられるのかとても不思議な気持ちになりました。

人口の増減は本来国が決める事ではなく、個々の生物が直感で決めるようなそんなことです。今はみんなが

「こんなに多い人口はいらないと」

「子育てお金が掛かりすぎて・・・」

「将来が不安・・・」

と思うから子供を多数もうけないのです。まるで国民数は国の奴隷のような感じで上から目線で政府が決める事ではありません。主権は国民で決して政府ではありません。

さて・・・国の計画では一人あたりの女性が2.1人以上出産しないと無理らしいのです。しかし年々未婚、不妊、子作りを望まない人も増え、また0.1人なんて端数で産めないので実際は3人以上産む女性が半数以上にならないと実現は無理です。

現在私の廻りには3人以上の子供をもうけた家族が結構いますが、その殆どのお母さん(女性)が主婦かそれに近い仕事しかしておりません。それなのに今の政治家の考えでは、女性は3人以上子供をもうけ、更にもっと働きなさい!そのためにありがたくも「配偶者控除」の見直しをして、長い時間働きやすい環境をつくると言っております。この2つは全く矛盾している政策と思います。

政治や官僚は子供を3人育てた事がないのでしょう・・・子供3人を一人前の「人に」育てることは並大抵の事ではなく、まじめに子育てすれば外で働く時間が限られ、また全くできない事もあります。まずは女性にゆとりを与え、将来の希望がもてる政策が必要です。そもそも労働者が(やすい賃金で働く労働者)足りないと思っているのは大企業と国だけで、私の廻りの人は少なくとも将来の労働力、年金財源確保のために子供をもうけている人は見当たりません。人口数が国力という古い価値は忘れ、もっと進化した考えで日本は望む事が必要と思います。つまり・・・

人口が減ったなら、それに見合う国家と国民になればよい事です。

4年前に書いたブログ・・・

http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-ad6b.html

子供に聞く事は乱暴かもしれませんが、そんなことを言いたくなるような最近の状況・・・これでは幾ら素敵な家を設計しても、そこにいる家族の大切な時間が益々少なくなりそうでとても残念だと思います。

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コメント

  1. オーブルデザインの浅間 より:

    お隣さん 様
    コメントありがとうございます。
    おっしゃるとおりですね。そのとおりだと思います。

  2. お隣さん より:

    配偶者控除の廃止だけではありません。
    夫側も,残業代ゼロ・時間規制廃止提案
    逆進性のある消費税増税
    生活保護は切り下げ
    子ども手当廃止
    社会保障費は削減
    他方,
    法人税は減税
    投資減税は継続して投資家は優遇
    世の中の大多数は,お金持ちではありません。
    これで3人以上子ども産めと言われても・・・