日本の気候は様々 そして地形も・・・

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この画像はHEAT20の技術紹介にあるこのPDFの2ページに手を加えたもの。もし問題あるなら削除してお詫びいたします。

あるセミナーで、北方研の鈴木先生が示した上のパワポ・・・これってとてもよいデータで大変意味がありますね。
ただし、一般の人がみて勘違いしないように緯度を合わせるように加工しました。何を加工したかというと、緯度をあわせるように日本を低緯度に下げました。

北方研の鈴木先生は従来はほぼ北海道が主でしたが、近年は東京が多いと伺っております。だからこそ・・・各地域で気候条件が大きく違う事をわざわざ最初のパワポで説明していると理解しました。日本は私達がいつも思っているより東西南北に広く、欧州で比較すると、スカンジナビアを除く欧州の殆どがすっぽり入るくらいの広がりです。更に緯度は南に大きくよっています。

全く御意で、

私の最近のライフワークは、この地域よって大きく気候条件が変わるので、それにあった建築物が必要と思い、新潟の事をつぶさに見るようにしております。新潟を細かく見ればみるほど他の都市の気候も理解できます。

国が示す多くのマニュアルは、関東が中心です。
これは日本の人口に対する比率が一番大きいのでここをまず中心と考える事になってあり、この事を地方の建築士は理解する必要があります。

特に最も大きな違いが冬期の日射 です。

この話はこちらにあるとおりでまた機会があれば説明します。

拙宅窓から見える穏やかな海。何時牙をむくかわからないのが自然。

それより・・・河北新報(宮城県の新聞社)によると

日本海で地震が起きると10分で津波がくる地域があるとの記事が一昨日載りました。
これは3.11の時に一番早く到達した地域でも30分以上あったことから考えると、大変早い到達時間で、特に深夜このような津波が来る地震が起きたときに被害が大きくなると思われます。今回の記事は山形県のことですが、海と共に住んでいる拙宅も更に気を引き締めオオカミ少年と呼ばれてもこれだけはしっかり心に刻もう・・・と強く思っております。

似たところでよく見かける戒めは高速道路における工事斜線規制です。
普通は2km手前から矢印表示が置いてあり、この先工事とあっても最後の最後、工事が見える200m直前で斜線を変更する人が多々おります。たぶん、このような工事看板があっても実際工事がなく、車線も規制されていない経験を持つ人だと思います。しかし最後最後に変更されると、車間が取れなく強くブレーキを踏む場面も多くあります。先ずは警告情報は信じて行動を迅速に起こし、それが間違っていたなら「よかった」と思う事も重要です。一方、最近の豪雨時の災害情報は、情報を出す側があまりにも安全率を高く取り過ぎていることもあり・・・そういったときは難しい判断になりますが、住んでいる地域のことは自分が一番知っているぐらい・・・常日頃から情報収集が必要でしょう。

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コメント

  1. ぴか より:

    津波の話について、52年前の新潟地震の直後、中学生の私たちは、学校のグランドに集められた後、それぞれの地区へと集団で下校したのですが、もし、2~3mの津波が10分で到達していたなら、千数百名の生徒及び教師達は津波に流され、ぷかぷか浮いていたことでしょう。グランドに生徒を集めている場合ではなかったはず。今、こうしてコメントを書けていることに感謝です。
    新潟県では、佐渡沖に地震の空白域があります。もし、そこで地震が起きれば、本土側は50数キロ離れているといっても、時速200キロで進んでくる津波は約15分で到達します。
    このことは、しっかり伝えていかなければなりませんね。