家富町の家 木の外壁開始

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Q1住宅のアライさんとのコラボである「緑の家」。

現在足利市で建築中の「緑の家」・・・。多分栃木県の足利市および南部や群馬県北部の桐生市周辺では大変珍しい超高断熱住宅だと思います。その旧Q値は0.99w/m2Kを切り、UA値でも0.28w/m2Kと0.3を切ってきます。しかも準防火地域・・・。

その足利市に連休最後日行ってきました。工事監理でお邪魔するのは7回目、もう道中も慣れたものです。

建物隅は木の約物で仕上がるのが「緑の家」流。木の外壁は魅力的だから準防火地域でも使いたい。

そして現在「緑の家」の大きな特徴である、木の無塗装の外壁仕上げ工事が始まりました。外壁を留めつける下地や釘の種、本数は設計で指定するのですが、釘の細かい打込み位置は指定しておりません。今回はアライさんが一番よいと思われ位置で施工しており、その決めた方が意匠優先・・・。
全ての釘の間隔が同じくなるようにピッチを決めたとの事。

等間隔になるように割り付け施工しております。この発想は「緑の家」では今までなく、ここに気を使って頂ければよい仕上がりになるはずです。

市場ではあまり見かけない亜鉛メッキのスクリュー釘。

無論使用する釘は、あえて・・・亜鉛メッキ釘(スクリュー付)です。
昔から木の外壁は鉄釘(安価な鉄)で、舐めたりして初期に故意に錆びさせて外壁を強固に留めつけるのですが、木の変色が終わる前に発生する鉄さびが酷いので流石に使う勇気はありません。また以前も説明しているとおり、錆びないステンレス釘は10年くらい経った時にピカピカして似合いません。よって初期の錆びないときの耐力もそこそこあり、数年後には鈍い色になって外壁色になるこの亜鉛メッキ釘をつかいます。実はこの釘は販売しているメーカーが少なくて注文していないと常時在庫がありませんから注意が必要です。

窓からは鑁阿寺の杜が見える。
窓からは鑁阿寺の杜が見える。

コーナーサッシからは鑁阿寺の木々もみえ、完成が待ち遠しい家富町の家です。

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