超高断熱の大型窓が気持ちよい。

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昨日は早朝から「風」を走らせ、走行距離にして600km弱を移動しましたが天候のせいもあって気持ち良く移動できました。

伊達の家ではサッシの取り付けが少し心配していた日本と欧州の湿気の違い等の変形で、一度中断しておりましたが2日前から再開。ようやくほぼ全てを取付け終了します。

この状態で南面の窓・ガラス全てが入っております。住宅では殆ど見られないガラス張りの南面。

そのガラス越しに真っ白な蔵が見える・・・。

気持ち良いですね~。

床から天井まで高さ2600程の窓が入る2階の部屋から見た風景。

パッシブ的な家ですが、何しろ気持ちよいのが一番。

日本にないものは欧州からもってこい!で実現にした独の木製断熱サッシ。

ガラス6mmで3層の総厚48mmなのにこのトーメイ感。

そしてこの窓・・・白なのに樹脂サッシに見えない!

それは当たり前で

この枠のフラットなデザインが秀逸で流石アルミ品質である。無論、メンテナンスフリー。

その側になる部分はアルミ製でここが全てフラット仕上げになるのでスッキリと高級感が生まれるのですね。樹脂サッシの白枠とは同じ白でも見た目が全くちがいます。

ガラス窓以外が梁と柱となるラーメン接合(耐震等級2)。ワンユニット3.64m×3mが8個並ぶ。しかも排煙窓以外はFIXとした建て主さんのその割り切りも凄い。無論、外付けブラインドで夏の日射取得は0.1以下。

Ug値が当初0.6w/m2kでしたが、大型化で耐風圧を考えガラスの厚さを4mmから6mmに強度アップしたため0.7w/m2k、これを木製フレームにいれUw値が0.89w/m2kとなる高性能サッシ。日射取得率も国産のトリプルより高く約0.61!これは国産サッシでは考えられないガラス総厚48mmがなせる性能です。繰り返しますが、この大型ガラスで日射取得が0.61あるのにUw値が0.89w/m2Kは国内サッシでは存在しません(2017.05)。

6mmもあるガラスが幸いで、このようなビルのガラス取り付けのごとく大型吸盤で吸い付けて設置。少しは作業効率が上がった。

ただ・・・取り付けはとても大変で、これだけ大型になると先回ご紹介したように専用レッカーでつり上げる事しかできない。この点が「初」という産みの苦しみで、サッシ販売及び取付けして頂いた上野住宅建材さんには多大なご協力を頂きました。

西面も大型木製サッシで揃える。切り妻はの勾配は6寸。

玄関側も更に大きいスパンで木製サッシが取り付く。

このブログの読者さんの多くが、

「超高断熱」や「床下暖房」に一番の興味があると思いますが、それ以上に大切な家の事が

「耐震性」や

「耐久性・メンテナンス性」

であることは再三申しあげてきました。その辺りを一番考えているのが実は「緑の家」の本質で、この事は高断熱高気密より更に難しい分野で一朝一夕では理解出来ない内容となり、この件についてもこの伊達の家でも説明してまいります。

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コメント

  1. 岩手のM より:

    お盆に竣工しましたリノベの我が家ですが、ドイツ製サッシを使っており、伊達の家と同様にガラスの透明感に驚かされます。Ugが0.6で日射取得が多いものを南面に、Ugが0.5の断熱優先をそれ以外の方位に使いました。家全体のUa値が0.19のため、冬が楽しみです。基礎が元々高かったため、AD方式の床下エアコンを導入したのですが、浅間さんのおっしゃる通りでエアコンから離れたスリットから0.8ぐらいの風量が出ています。