関屋の家 地鎮祭

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先週、

関屋の家の地鎮祭が執り行なわれました。

晴天に恵まれ良き日にはふさわしい天候・・・。

関屋の家は小さな砂丘の盛り上がり始め。従って地盤改良が必要かどうか微妙な条件です。

新潟県の平野部では殆どの宅地で地盤改良をする必要がありますが、新潟平野の一番海よりの新潟市では、実は地盤改良を必要としない地域が結構あります。それがこの付近で、所謂砂丘で出来た平野部です。もとより水田しかできない平野部を治水して宅地になっている所が平地の殆ど。そのため地中内にはまだ腐りきっていない有機質を含む地層が3mから12mあり。これが圧密沈下をするので地盤改良が必要になります。

「米」には優しいですが建物には不利な地域ですね。

さて、以前もお伝えしておりますが、この関屋の家は特殊な設計条件があり、19年前に「塩ビ素材の不使用」を掲げてつくった石山の家の再来のような・・・。但し今回は塩ビではなく、特定の揮発性有機化学物質のできる限りの排除となります。目に見えないものだけに建て主さんとの協力が必要でその作業はほぼ終わりました。

家の設計はお住まいになるかたの幸福になるための器なので、

「これが正しい!」

という絶対解はなく、最も条件にあう内容の積み重ねと削減でできます。

明日は山形県の上山の家の地鎮祭・・・晴れるといいね・・・と願っております。

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