日経ホームビルダーさんのウエブ記事が面白い。
今日は・・・
「大阪府北部地震は壁倍率1.3が揺れやすい」という見出しに釣られて閲覧した。
現在は無料会員でも閲覧可能なので是非釣られるとよいと思う。
なるほど・・・
今回の高槻市付近を震源とした大阪府北部地震は、地震の周期が熊本地震と違って小さく、0.2~0.4秒の周期がとても多く、一般的な木造の揺れの周期である1~2秒の半分以下でだったので揺れが同調、増幅しなかった。このため木造住宅の被害が少なかったと言うとこと。
とても良い内容なのだが、
「壁倍率1.3が揺れやすい」ということが、所謂「壁倍率」なのか?それとも建築基準法規定された「壁量」なのか?・・・のか明記がなく誤解されやすい。多分中川貴文准教授がそのように伝えていると思うが、キッチリわかるように明記してほしいと思った。もしかして壁倍率0.5で基準法を満たした壁量計画を、同じ配置で壁倍率だけ上げたのか???
さて・・・この記事のメイン動画を下に置く。
多分・・・この記事でいう壁倍率とは建築基準法規定された壁量だと思うがその量が0.5という建築基準法違反でも倒壊もしくは半壊もしていない事に驚く。・・・違うのか?
だからといって壁量が少なくともよいとはならず・・・今回はたまたまだったのである。実際熊本地震では違っていたので、多くの木造住宅を大きな被害をうけた。
ところで先日の大地震後の気密性の維持は考えないと書いたブログとタイムリーな変形量がきっち示された上の動画・・・。40mmは動く・・・木軸構造の弾性変形範囲ではあるがサッシにこれが当てはまるのか?特に掃き出し窓は縦横比率から塑性変形になる可能性があり、若干隙間があくのでは・・・と思われる。