「 2018年08月 」一覧



2018年建築学会 梗概集から その5 床下外気導入

黄色い囲みは見やすいように勝手に加筆させて頂いた事をお許し頂きたい。

その5は・・・

科研費「顕熱交換型太陽光集熱システムを用いた基礎断熱床下空間のカビリスク低減手法の構築」という補助金で研究された論文であり昨年このブログでも取り上げたがその続きである。 続きを読む


旧笹川邸 その2

「緑の家」の定番と同じコンクリートの土間ポーチ。この味・・・。良い感じである。日本の亜熱帯気候では苔があっても、色が変わっても良い素材はなかなか無い。現代先人が発明したすばらしい材料である。

旧笹川邸は再び訪れる必要があると思っている。それも今度は雨の日がよい。

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提言13 「日中の通風(風通し)では室温は下がらない」その4 
補足とまとめ

その4は補足とまとめとする。読み違えると間違うのですこしゆっくりと最後まで読んでほしい。

何度も繰り返すが・・・

通風の利用できる定義として、

通風とは風通しの事で、この場合の通風は家の中が暑いので窓から風をいれ屋外の空気で室内の空気温度下げる事をさし、同時に体へ風(気流)をあてることで気化熱量を増大させ体温を下げ易くすること。ここで扇風機がエアコンと違い空気質を変える装置ではない団扇の延長であり、大正時代から約100年間以上利用されてきた事を考えると、気化熱促進は通風でなくとも良いと考える。よって通風の効果とは室内の気温を下げること。つまり家の中が外気より高い時のみ有効であると定義する。

ということで、通風の気化熱促進についてはこの提言では扇風機で代用するとして、外気が低いときのみ室温を下げるという効果があると考える。

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提言13 「日中の通風(風通し)では室温は下がらない」その3 
最暑日前日に旧笹川邸で実測

とうとう北陸地方での記録を塗り替えた事務所のある三条市・・・。

三条市は北陸地方で初となる40.4℃と大台を超えた。ありがたいことである。雪は降るわ、気温はめっちゃ高、湿度も半端ないこんな過酷な地域で設計をしていると、全国どこでも状況が読めそう・・・。感謝!

さてその2から・・・
「通風とは・・・夜間に行う行為だといえる。一方で防犯上の理由で夜間に通風が行えるかというと・・・相当厳しいことが最近の治安では言え・・・・・・

つまり・・・このような民家でも夜間はエアコンによる冷房に頼ることになる。」

ということ。

実際「て・こあ」も2階の就寝できる部屋のみしっかりとエアコンが設置されている。 続きを読む


提言13 「日中の通風(風通し)では室温は下がらない」その2

図1 測定期間中の全体のデータ。

図1はその1で示した測定結果である。屋外温度測定するのは難しいが、実測したデータに緑色の気象庁の長岡市の気温データを重ねてみても大凡同様の変化をみせ、直接日のあたるコンクリートで覆われた南側の外気条件を考えると正確に実測されているようだ。

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驚き・・・。

有るきっかけで高断熱高気密の重鎮である鵜野日出男さんが昨年の秋に亡くなられた事を知った。直接お目にかかったことはなかったけれど、デシカ採用時には色々とブログなどを読ませて頂いた。感謝であり心よりお礼を申し上げたい。日本中で高断熱高気密の必要性が知れ渡った正にその時に・・・。

ご冥福をお祈りいたします。


土間キッチンのある上山の家 打ち合わせ・・・

私は十全茄子は手で裂く事としている。その理由は割いた途端に中まで水分が染みこんでしまうので、折角のスポンジの食感が勿体ない。よって食べる直前に自身で割くのが好き。この写真時もあっというまに中まで水分が行きわたってしまったが、ご覧のとおり中は生のまま。これが旨い!

先日十全茄子のPRをしたが、これが出来上がり・・・。

押しは6時間ほどで終了。皮とその下数ミリだけ漬かっており中身は生である。これがベストの漬かり具合。

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堺市の家 完成前チェック その3

今回の堺市の家のブログ3本ともにトップを飾るのは機内から写真。その3は新潟空港に着陸寸前のショット。この窓風景は新潟空港をよく利用する方には不思議に思うはず。

10分遅れで離陸、5分遅れで新潟空港に着陸。そしてこの上の写真。
多分おわかりでしょうが、海からわかるとおり西より空港に侵入している。 続きを読む


堺市の家 完成前チェック その2 

雲海と呼ぶにふさわしい空。横からの光でつくられる陰影ががいい。

大阪から帰る飛行機内で見た夕暮れ・・・。ちょうど富山県の上空だとおもわれる。

その1では堺市の家のUa値を0.23w/m2kと書いたが、勘違いで0.18w/m2kが正しい数値となる。過去一番の性能が高い数値で何故こんなに良くなるかというと・・・平屋であると言うことと(基礎面積が大きい)、Aグレードで全てトリプルサッシの影響。

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敗戦の日に

正午・・・「て・こあ」の前の浄善寺さんの鐘がなった。

8月15日大東亜戦争※が終わった日。

私の叔父はガタルカナル島で戦死した。正確な年は聞いていないが多分28歳(親父が亡くなる前に聞いておくべきだった)。
※GHQでは大東亜戦争という表現を禁止していたが日本では大東亜戦争と呼んでいた。詳しくはググってみて。

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蓮潟の家 模型完成

巾2.6m高さ5mの窓で耐雪2.5mで耐震等級3を計画。無理な組み合わせであり自身でもびっくり。

またまた凄い性能の「緑の家」が計画されている。

耐雪2.5mで耐震等級3を条件に進めている蓮潟の家。

その模型がお盆中にできあがった。 続きを読む


本格的土間キッチンのある家 完成見学会

このページはしばらくトップに固定されます。

1mm単位で限りなく高さを抑えた拘りのフォルム。これで2階建。耐震等級3 耐雪1.5mでUa値0.23w/m2Kの超高性能。

山形県上山市に建設中の上山の家の完成見学会を開催。
日時は9月24日(振替休日)の一日。時間は9時から17時までで、この時間内ならいつお越し頂いてもOK。但し必ず予約のみ必要(当日時間指定なし)。写真は追加で掲載するので時々見てほしい。予約先は電話0256-31-2250かメイルでお名前と連絡先を伝えてほしい。

写真・記事最終日時 9月22日 (現在8組様予約)

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福島県 伊達の家完成間近・・・その2

何時もの「緑の家」のインテリアであるが、スケールが違う為別物に見える。中央のラーメン梁はのセイ(高さ)は450mmあるが300mm程度にしか見えない。

伊達の家の外観はシンプルで無難であるとその1でお伝えした。実は内部も同様である。

南半分は温室、北半分は居住部となって分離することで冬期の日射熱を貯めつつバッファーにもなっている。また床は黒くしてその直下にある厚いコンクリートに蓄熱させ・・・更に熱を移動させる仕組みをコンクリートに埋め込んである。 続きを読む


福島県 伊達の家完成間近・・・その1

外装はALC。その上に30年維持可能な塗装をし、メンテナンス簡略化と美観の維持を両立させる。外壁が厚いのでわかり難いがこれで軒の出は1200mm。

伊達の家はUa値0.3w/m2k気密性能C値が0.1cm2/m2の超高断熱高気密の建物である。着工から1年と半年・・・。ようやく足場が外れ完成間近になった伊達の家。内装下地工事終了前のチェックに伺った。

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山形県上山市の「上山の家」断熱材チェック

まだ暗い朝3時50分起床・・・。

パソコンでメイルをチェックし、急ぎだけ返信を作成し、ご飯をつくって身支度をして6時10分頃事務所を出発・・・関川村を通って小国町へでて南陽市から上山市に入る。そのあと山形市を通って一度宮城県に入りそこで南下して福島県の伊達の家でチェックと打ち合わせ・・・。事務所に戻ったのが21時30分を過ぎていた。移動時間8時間で移動距離500km、打ち合わせ・チェック時間7.5時間で計15.5時間の長い日だった。 続きを読む