超高断熱の取り組みは10年前から全棟で・・・。

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最近の当ブログには「超高断熱」とのキーワードが大変少なくなったが、「緑の家」の基本性能はあくまでも「超高断熱高気密住宅」である。

長岡の家でも先日中間時の気密測定が行われ、その結果は0.2cm2/m2で大変良好であった。

超高断熱のキーワードが少なくなったのは、既に当たり前の事になり、さしてこのブログで読者さんに説明する必要がなくなったから・・・でもある。

しかしこれから家造りをする方や、つい最近高気密高断熱を知った方には「もっと説明が必要」と思われる事もあるだろう。

その需要にはやはり過去のブログをひっくり返して見て頂くことが良いと思っている。

カテゴリーの「超高断熱、無暖房、・・・」を見て頂くと269の記事を見ることができる。特に一番最初の「超」がつく高断熱記事は2007年から始まっており、この当時から超高断熱を目指し宣言しており、2009年には全棟超高断熱化を実施している(普通の高断熱高気密は22年前から)。過去の記事はその設計者、建築士の考えがそのまま表われる。だからとても重要である。10年前から超高断熱は必要だよ!が10年後証明される・・・この事実こそ「緑の家」を肯定してくれる。

例えばこの記事↓

https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2009/07/27/post-0/

当時大変もてはやされた地中熱を利用した先進の冷暖房システム。現在は殆ど聞くことがなくなったシステムである。普通一般的な技術者であれば、2009年の当時から怪しいシステムかわかるので、私は『こんなことより超断熱だよ』と伝えている。10年経った今は全くそのとおりになっている。この時、新聞はこのシステムを持ち上げその情報によって、それを信じて採用した建て主さんが「自己責任」で済まされるのは、少し残念な報道方法といえる。またこのようなシステムに補助金(税金)を投入した事、そして最も残念なのはそうした新聞記事は紙で有るが故に既に消え去り誰も覚えていないこと。

しかしネットでは簡単に残す事が可能。無論削除もボタン一つで可能だが、その選択こそがその会社又はその人の考え方だと私は思う。

話は長岡の家に戻るが・・・

中間気密測定を行った状態は下のようなまだ押さえのボードを貼っていない状態である。よって気密測定が不利な状態の中で、気密性能C値が0.2cm2/m2なら大変立派である。流石高断熱高気密に力を入れている小出建設さんである。

ふと・・・送られて来た外観の写真を見ると、

足場のシートが外されており、外観がよくわかる状態。・・・びっくりしたのは、つい一ヶ月前まで存在した左隣の建物が跡形もない。

これだから市街地で通風を初め隣の窓位置などを深く考えても意味が無いことがわかる。隣の接している建物がなくなると、風向きが変わり今まで考えてもいない方向から風が吹くことも多い。窓先目線もしかり・・・。

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