2019年建築学会論文 その2  日射遮蔽

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この論文の目的と違うが、その内容に気になる事が書かれていたので紹介する。
多分OMソーラーさん関連の建物で、その実測から・・・

家の2階上部(ロフト等)集中冷房管理の難しさが記されている。
暖房と違い人でさえ負荷になる冷房時では、暑い部屋のみの急冷や温度風量の調整が出来ないことが居住者の不満となっている。

多分これは日射遮蔽が甘いのでどうしても開口部からの熱負荷が高くなっていることが原因(ピンク色の網掛け)。また後付け外部日射遮蔽装置(簾等)をデザイン的に嫌う傾向があるので、レースのカーテン(内部日射遮蔽装置)のみが主たる日射遮蔽であることを指摘し、外部の日射遮蔽が重要であるとしている。

簾は雰囲気も機能も大変良いと思う・・・。「緑の家」のオーナーさんは毎年かかさず設置する。

昨年は、

「定説を覆す。土縁はむしろ夏のためでは・・・。」

「提言13 「日中の通風(風通し)では室温は下がらない」」

の題名で連載をネットにあげた。これには反響があったと思う。

今夏は

「簾を少しだけ科学的に考える」

という題名でどの程度の効果があるかを連載としたい。この連載は私が多忙のためスタッフMに書いてもらう予定。

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