日立製エアコンの冷媒漏れ
日本家電メーカーの品質衰退の原因は?

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下部に集中する腐食。当家では一度もクリーナーなど社外洗浄など行った事がない。素のまま使用しているが矢印部分は穴があいているようだ。これで使用4年目に入るエアコン。

穴の空くほど腐食した室内熱交換器・・・。

これは自宅の設置後4年目の日立のエアコンの室内熱交換器である。

お昼を食べてすっ飛ばして寺泊へ。海の寺泊にはRENALTの青い車が似合う。

昨日は日立のSEさんがいらっしゃると言うことで、日中自宅に戻った。

時刻通りSEさんがいらっしゃり、熱交換器の丸ごと取り替えが行われる。

13時30分から始まり終了したのは17時30分。概ね4時間・・・。当然立ち会うので午後からの仕事はパーとなる。

完全に油染みが残る穴の空いた室内熱交換器。

何でこんなことに・・・。

先々週この話題をブログにアップしたところ、「緑の家」のオーナーさんから日立のエアコンの調子が悪いと連絡があって、この前の日にメーカーに見て頂いたが、こちらはゴミつまりで冷媒漏れではなくホットした。SEさんによると先回の事は訂正されてそんなにガス漏れは多くないという。

やはりこの機種までが、おかしいのか・・・。

ある記者さんの情報によると、エアコンの家電業界がこの件については取材拒否を貫いているらしい。確かにこれが公になったら大事になる。エアコン一台数万の利益なのに、修理費用は数万以上。故障率は東芝さんで6割以上、これではメーカーがたまったもんじゃない。だから一斉に口を詰むんで嵐が過ぎるのを待っているかのようだ。現時点では2013年頃から2017年製造のエアコンがおかしい。

修理した部品の保証はたった3ヶ月とある。多分これはメーカー問わず横並びなのか?1年で再びガス漏れしたら有償なんて・・・

さて・・・
メーカーの標準使用時間をみると、冷房使用時で一年あたり1008時間である。これで10年は使用できる設計になっているとの規定。
今回の自宅のエアコンの使用時間は、多く見積もっても6月で15日間×12時間、7月で30日間×18時間、8月で30日×24時間、9月で30日×18時間とすると一年で2004時間になる。つまり想定の時間の倍である。となると5年は確実に運転可能な設計なので一年分以上耐久性が足りない。やはりどう考えてもこれはメーカーの品質設計ミスである。
事務所で使っていた22年前のエアコンは同じように使って18年間全く故障しなかった。想像ではあるがこの標準使用期間が設定された「平成19年11月21日に改正消費生活用製品安全法」がこの問題のスタートではないだろうか?標準使用条件については、平成21年3月20日付けで日本工業規格(JIS)として制定されてこれがメーカーの10年耐久の言い訳になってしまっているのではないか。これは大変残念である。使用期間を10年と決めてしまったから10年で壊れる設計。これが日本の家電が衰退する悪法なのかも(一斉横並び)。せめてJISで決めた条件(一日の冷房使用時間を9時間から18時間にするような)の改訂を強く願う。

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コメント

  1. 匿名 より:

    ただのクレーーマーw

  2. D より:

    消安法によりエアコン10年F式ストーブ8年石油給湯器10年となり消費者が負担する部分(修理、点検)が増えてきた感があります。
    約20年前くらいは各メーカー丈夫な機器を作っていたが
    ここ最近では10年もてばいい方とすら思える。

    また、話は脱線しますが、燃焼機器の法定点検は消費者の為の点検ではなく
    国がメーカーへ’消費者宛に点検の案内を出すため’の点検となってしまっている。
    その点検内容も消費者が求めている点検とはかけ離れたものである事を注意しなければならない。

    燃焼部分の分解整備またはホコリ等の掃除整備は本来点検内容には該当していないのである。

    消費生活用製品安全法は中身の無い本当の意味での消費者の事を考えた法ではないと思う次第である。
    この任意の法定点検制度の詳しい点検内容などメーカーはメーカーで消費者に対しキチンと説明すべきである。

    • 匿名 より:

      日本製品の品質低下は残念でならない。製品寿命を短くすることで消費を促すためだろうが修理に当たるサービスマン達の労働は何も生み出すわけではなく修理のたび消費者の不満は募るばかり。
      日本の世界一品質で勝負すれば世界で勝てると思うがそれが出来ない事情でもあるかな。
      樹脂を多く使うエアコンの廃棄台数は増える一方でレジ袋有料化したりで国は日本を潰したいのかとも思う。

  3. そもそもの原因は消費者が安さを求めた結果だと思いますよ。
    安さを求めた代償が今色々なところに影響してるかと思います。

  4. 昔気質 より:

    法律や基準次第。基本的に日本国内向けの商品は粗雑。海外向けのものは日本国内品質より良。例えば20年昔の車。外は基準が厳しく、国内は基準が厳しくないから合法だが、決してユーザーの事を考えた対応ではない。
    我が家もこの夏10年弱使用のエアコンが壊れたが、腐食は進んでおり修理不能。業者の感想では持った方でこの頃の家電は数年で腐食や故障が多い傾向があるとのこと。コストの事も有るにせよ、良い物を作り提供する事を忘れると消滅早くなる。本物には賢い消費者は対価を払う。ダイソンやバーミキュラなどなど工夫と研究余地はまだまだありそう。
    大手は大手なりの存在意義を再考し基準ぎりぎりでは無いそれを超えたより良い物を生み出して欲しい。

  5. N より:

    車と違って消費者がうるさい地域、北米や欧州であまり販売していないことも大きい気がします。国内のみの商品は日本はあまりその辺よろしくない印象が。
    特に住宅建築なんかは検査のレベルがひどい…
    工場で生産するようなユニット型の家ならまだしも現地で手作りといっても過言じゃないものを未だろくに検査せず消費者に渡してますからね。
    最低限第三者のまともな知識のあるインスペクターの検査は必須だと思うんですが…