新潟市 笹越橋の家  現場打ち合わせ

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カンナがよくのった杉の絹肌。この通直木理で控えめな木の美しさは日本の文化そのもの。

美しい木目・・・

笹越橋の家で使う窓枠材である。
27日は今年最後工事監理でとなり霰が時折落ちてくる空模様。

杉の花粉アレルギーの人も意外と杉材にはアレルギーのある人は少ない。先日も国産のオール杉で出来たログハウスっぽい組み立てキットを見に行ったときも、その穏やかな香りで癒やされた。杉材はとても私のこころをくすぐる。ただ木が柔らかすぎて床に使えないこと(使えるがある程度の傷への許容が必要)が残念で、床以外は「緑の家」の定番の造作材であり、外壁材でもよく使う。

現在施工中。「緑の家」の玄関周りはこのように限界まで天井高を低くする時と、凄く高いときに分かれる。

玄関上屋根が高い蓮潟の家

一方笹越橋の家では、外壁がガルバニュームであり周囲の状況から玄関部分で使う外壁は「米杉」である。米杉は色が杉より濃い部分が節無しで使えるので同じ国産杉よりモダンになる。それもそのはずで米杉とは言ってもネズコという木で日本の杉とは違うし、大径木がとれるので心材でも無節が比較的安価である。内装に使う場合のカンナ面の仕上がりは米杉より日本の杉が絹肌で美しい。

新潟県では今週から冬型に入っていつもこんな空模様がほとんど。だから超高断熱で家中24度の快適性が最も豊かで贅沢な住まいと言える。あと少しで令和元年がおわる。

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