昨年の春に設計の終わっていた富山県高岡市の赤祖父の家の地鎮祭が昨日執り行われた。
施工して頂くのは石原建築さん。社長さん専務さんをはじめとてもしっかりしたよいスタッフさんとご縁があったと思っている。
昨年はCOVIT-19の影響も有り図面ができあがってから工事着手が半年以上かかった家が複数有ったが、現在では無事にご縁がつながっていると感じる状況にある。天気の方も予報では雨だったが昨日は曇りで風も穏やか。無事に地鎮祭を終えることができた。地鎮祭後に色打ち合わせと照明器具のご説明を行った後、昼食をごちそうになった。そこは人気一番の寿司屋さんであら汁も絶品、ネタもシャリもおいしく、近年変なエコブームでお箸の品質が落ちている中、地元産の杉箸で香りと手触りがよかった。
さて、今年の雪は建築主さんに大きな影響を与えている。新潟から250km西にある高岡市は三条市より少し暖かい地域。近年は積雪が少なかったため当初の設計では耐雪1.5mのカーポートだったのが1mに少なくてもよいとのご要望で1mに変わった。しかし今年は積雪が1m近くにもなったとのこと。急遽カーポートの耐雪量を1mから1.5mに元に戻すことになった。これは完成間近の金塚の家も同様で、急遽1.5mの耐雪カーポートに変更になった。
実は2年前の鳴和台の家でも同じような事があった。設計積雪量増減こそ無かったが、鳴和台の家では設計積雪量が1.5mの地域だったため、そのような対策を建て主さんにお伝えしたところ、「この地域ではもうそんなに降らない」といったその年に1mの超える豪雪となった。このように過去に降った最大積雪量は、30年に1~3度はくるとの認識で設計者はいつも考えている。地震も同様であり、日本国内であれば必ず数百年に一度は震度6以上の地震はあると考えて設計するので耐震等級が3になる。
黒崎の家の敷地は平坦で穏やかな土地ではあるが、土地が道路より低いので土搬入が必要か正確にレベルを測る必要があった。
高岡市で地鎮祭を終え、その帰りに富山インターでおり黒崎の家の現場測量(レベル)を行う。以前も2回ほど訪れてはいたが実施設計がまだ先だったせいもあり、正確なレベルを測っていなかったので今回測定した。
このように先週から今週にかけて車での県外移動が多く「風」が大活躍することになった。それも「風」は今年初めてタイヤ交換をしないで過ごしたため交換を考えるストレスがなかった。つまり「風」は夏タイヤでないと運転が楽しくないため、できれば来年以降もそのようにしたい。