新発田市金塚の家 基礎配筋チェック その2

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二ノックススキー場がもう白い。それとこの空が日本海側の冬空。

外気温4度と山ではスキー場がもう白い・・・そんな冷たい日に打込み前の配筋チェックに伺って来た。結果はほぼ良かったが一部立ち上がりで150mm必要な巾の所、145mmの箇所が複数有りこの是正を指示してきた。

北海道京極町の家よりも支持方法はスマートではないことがわかるが、念を入れることは良い。この2分後霰になる。その雲は異常なまでに黒い。

この基礎立ち上がり巾は、多くの住宅で150mm巾が最も一般的である。所が以外と140~145mm巾と足りなくなっている基礎が多い。最近では船橋坪井町の家で同様に140~145mmの巾になっていたので、打込み前に是正を行ってもらった。数年前ではある現場で同様に140mm巾が当事務所の最終チェックでわかり基礎業者さんが是正を試したが効果がないないままコンクリート打込みをしてしまった。脱枠後それに気づいた工務店さんが、基礎を全て壊して新たに造り直すことを申し出た「緑の家」の工事現場もあった。

白い矢印が基礎立ち上がり巾を示す。ピンクは150mmを確保するための固定木。

このように基礎の立ち上がり巾は以外とチェック漏れが多い場所と認識している。「緑の家」のように基礎が打放しのままの仕上げであれば150mmの巾。巷のモルタルを外側に化粧している一般基礎はこの仕上がり巾は153mmくらいになる。これは駆体の150mmと外部の化粧モルタル塗りが3mmほどあるから153mmになる。化粧モルタル3mmの塗り厚は150mmに換算してはならない。

なじみの工務店さんでも基礎の型枠屋さんは頻繁に変わることが多いので、同じ建設会社さんだからと言って何時も検査は必要である。まぁそのための工事監理者による検査なのだが・・・。

敷地は古い擁壁があったので、基礎の土圧の影響を与えないところまでセットバックして配置を決めている。特に今回は地盤改良無しの判断で行っているのでその位置は重要である。

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