この写真のとおり柔らかく淡い感じの室内が「緑の家」である。
しかし家の基本性能は耐雪1.5mで耐震等級3、さらにUa値は0.23w/m2kとHEAT20 のG3をクリアーする超高断熱性能を持つほどスーパー質実剛健。それを表にはあらわさないところに奥ゆかしさ無難さがあると勝手に思っている。
最近はフラットバーというスチール手すりをよく見かけるが、「緑の家」では20年前からこの手すりが壁と同色が多い。つまり白・・・。
あえてスチールの硬さを打ち消すような淡い白を好んで使う。その一方スチールを黒系で堅いイメージで使う事もある。下写真は少し前の建築例である。
床材は赤祖父の家はパイン、伊達の家はオーク、京極町の家では道産杉となり印象もそれぞれ違う。素材はほとんど変わらないがちょっとした色の差で大きく印象が変わるところが面白い。
話は再び赤祖父の家に戻る。
先日紹介したとおりエアコンも手の届く位置でメンテナンスできるように配慮した。
また・・・赤祖父の家では2方向道路で公園から見たときの窓外観も重要だと考え、通常寝室には床からの窓を設けないが、その例外となっている。
このコーナーサッシを内部から見ると・・・
こんな開放的な寝室はあまり設計例がないが、赤祖父の家には必然だったデザイン優先の窓配置。