A2図面用大型プリンター

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購入したA1用大型プリンター。

一昨年に強化し2台体制を維持していたA2、A1用の大型プリンターだったが、再び一台が壊れてこの度新規購入となった。

2台のA1用プリンターのうち矢印のプリンターが主であったが、先週壊れてしまった。

「緑の家」の図面はA2用紙でプリントされる。これが所謂報酬に対する成果物となる。当然求められればPDFのデータでもお渡しするが、やはり紙の図面が見やすくまたわかりやすいので、今後も紙図面は維持されるだろう。

そんな状況だからA2用プリンターはバックアップの意味で2台で20年前から行っている。一台だと突然の不具合で打ち合わせが出来なくなる。そんなリスクを減らすために主と副で運用している。その副が一昨年に壊れ再び副を買おうと思ったが、市場ではA2タイプのカセットを備える大型プリンターはすでになく、A2はロール紙で印刷する機種のみとなっていたので、中古を探しA2カセットのある機種を買っていた。そして先週突然主である大型プリンターが昇天した。

内部をあけると駆動ベルトがすり切れていた。

中を見ると駆動ベルトが完全にすり切れヘッドがピクリともしない。18年前の機種であるためメーカーも当然保守点検期間が終了しており、ただのゴミとなった。しかし18年もよく働いてくれたと思う。多分総印刷枚数は2万枚を超えるのではないか。多分今まで一度も故障がなく線が擦れることもなかったと思う(ヘッドは数回自身で更新)。早速A2カセットのある機種を再び探したが、やはりあるはずもなく最新機種を買うことになった。となると今まで故障がほぼないHP製の大型プリンターとなる。

重量38kgある大型プリンター。これでもコンパクトで軽い機種。

大型商品らしく木製のパレットにのって配達される。男性2人でおろしバラして3階まで運ぶ。

ナント6種類の電源コードが入っていた当然5個は破棄。日本だけという記載が笑える。

梱包内容で驚くのは電源コードが6種類も入っていたこと。多分ある程度の国にはそのまま同じ梱包物を送っても困らないようになっているのであるが、それにしても5個も破棄することになる勿体なさ・・・。

200V3ピンのようなコンセント形状もある。一体どの国用だろうか?

一日かけてプリンターまわりを整理して設置完了。流石に15年前のプリンターと違い、パソコンへのインストールも簡単。今までの古い機種はUSB接続なので、共有プリンターを設定してからローカルプリンターにするという特殊技でAUTOCADのプリンターとしていたが、LANでつなぐのでもうお手軽。

配置を換えなんとか納めたプリンター2台。A3とA4プリンターを合わせると8台となりプリンターだけで4.5帖のスペースを取っている。

再びA1用プリンターが主と副となり安心していられる。

ところで・・・巷ではここ近年住宅用建築図面は殆どがA3の紙焼きとなる。しかし当事務所ではA2またはA1に拘る。これはA2の紙焼きだとスケールが1/50で殆どおさまるし、仮に大型住宅でもA1用紙でおさまる。A2の場合、三角スケールがなくとも目だけで大体の寸法が読める。これは1/50の図面を40年も眺め続けてきたため備わった特技なのだろう。確かにA3のほうが小回りがきくが、スケールが1/70や1/60となり普通のスケールでは読めないが、1/50なら普通の1mmスケールで読むことが可能。例えば1cmなら50cmとわかりやすい。A2は日常生活ではお目にかかれない大きさの紙。だからこそ何度も見ないそんな特別な紙の大きさで今後も家の特別な設計図としてお渡ししたいと考えている。

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