模型、忙しく、うれしく、不思議な事。

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 緑の家では設計着手前に「スタディー模型」を作ります。上の写真は次回お渡しする模型が完成したところを写しました。この模型はある程度の期間建て主さんのお手元に行くため、写真に撮らないと作った建物をの細部や形状を忘れてしまうことがあるからです。
現在はパソコンによるパースが多いようですが、この模型作りは譲れません。そもそも汎用パースソフトでは当事務所の複雑で詳細寸法に拘る表現は難しいでしょうし、何より切ったり貼ったりして、考えながら作れる=スタディーの工程が重要なのです。
上の模型は耐雪2m耐震等級2(長期優良)で計画。総2階の単純形状をいかによく見せ、上下のプラン(柱)を合わせる=加重検討がポイントです。

 勿論内部も作ります。2階ははずし、1階もオープンできます。これらを建て主さんが見ることで、実施設計に取りかかる前にイメージの共有が可能になり打ち合わせがスムーズにいきます。

さて、木のいえ整備促進事業の補助金の締め切りが10月11日ということで、これに向けて現在とても忙しい状況です。ですが、一昨日の夜も建て主さんのご自宅でとてもうれしいことがありました。
それは建て主さんの御子息のお名前が私と同じなのです。いままで読み方が同じということは何回もありましたが、漢字が同じという方は身の周りでは初めてです。うれしいですね。なんとなく親しみを勝手に感じてしまいました。

さて、その昼間は別の建て主さんに「近い職種の専門業者がHPをご覧になって唸った」というお話もうれしかったですね(唸ったとはたぶん褒めていると思います)。ですがこうお褒め頂くと今後の設計案は緊張します。
基礎が高い家、超高断熱の家をお勧めしている建築士はそう多くないと思いますし、住宅設計だけで施工しない会社も県内ではほとんどないでしょう。設計と施工を一緒にしないということは、ごまかしをしない唯一の合理的方法です(一品生産において)。そしてその建て主側に立った拘りは、多分近い業種の人ほど理解できるのだと思います。一品生産でなく同一大量生産なら設計と施工が同じでも問題ないことが多いでしょうが・・・。

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