超高断熱とキッチン土間そして高基礎&床下収納

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キッチン土間は段差をわざと設け、基礎高1mと庭への出入りしやすさの両立を図る。

「緑の家」の新たな特徴は・・・

キッチン土間

です。

土間というと玄関につながった土間などが多くある中、本来最も有効な使い方が可能なキッチン土間・・・古き良き「お勝手」です。

以前「て・こあ」で紹介したようにキッチン土間は日本の「食」が中心となる文化に一番ふさわしい形態です。

築100年・・・「て・こあ」の土間キッチン。

ところが今まではこのような土間は寒くて寒くて大変な思いをするので避けてしまい、最近のキッチンからは殆ど姿を消してしまいました。

「緑の家」は超高断熱高気密の環境ですからこのような土間キッチンを造っても、全く問題ない暖かいキッチンが可能なのです。

そして土間キッチンのもう一つの問題が・・・今度は夏の結露やカビ・・・。コンクリートは素材の中でもよく湿気を吸込む吸放湿材です。ですが通常はこの性格が悪さをして、梅雨時のカビを生えやすくしております。なにか土間っていうとかび臭いイメージもありますが、「緑の家」では、夏の除湿空調生活でこの点を完璧にクリアーしております。


白いところにキッチンがくる。コスト優先の考えメラミン製造り付けキッチン。

ここで気づく方もいらっしゃいます。

あれっ・・・「緑の家」は基礎が高いので土間から外への繋がりはどうなるの?

と・・・。

そうですね。ここがこのキッチン土間を持つ城山の家の一番考えたところだったのです。

白い所に段ができ、庭との出入りを簡単にする。白アリ対策は剥き出しのコンクリートで対応。

玄関脇のキッチン土間への入り口は段階的に窓が下がり、地面へのアプローチが簡単に可能になっております。この出入りの曖昧さと高基礎の両立・・・。庭で家庭菜園をしてそれを収穫しキッチンでザブザブ洗う・・・。水がはねて汚れても平気な床・・・。

土間でできた家族の間から和室を見る。ちょうど腰掛けの高さになる。

そして室内も段階的に上にあがり、何時もの床下収納もある・・・と言う贅沢な間取りを造りました。

キッチン土間は普通に使いやすい。これは旧家「渡辺邸お勝手」。

キッチンは内履きで移動できるようにすると汚れも気にならないので、水を大量に使う日本の食文化には最もふさわしい・・・。そんな城山の家・・・完成は来月です。

玄関と反対側(裏)に集中する設備置き場

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コメント

  1. オーブルの浅間です。 より:

    とうちゃんさん
     何時もお立ち寄り頂きありがとうございます。
    この月曜日もキッチン土間で賄いを作りました。
    これは特殊ですが、なんと言っても羽釜は煤で汚いので土間でないと無理ですし・・・。粗相する私にはちょうど良い・・・かな。

  2. とうちゃん より:

    土間いいですね。日本の食生活は豊かな水が前提なので、キッチンで水はねを気にせず使えるのはメリットが大きいです。