注意・・・2013年からお風呂場はCF(循環ファン)を標準としており本文内容と変わっております。
オーブルデザインの「緑の家」のトイレと風呂は局所換気です(S、SSプランの家共に)。
その換気風量は一般のトイレ換気扇の2倍以上の90m3/h以上を計画し、気になる匂いを短時間で素早く消し去る事を考えております。
局所換気とは使う時だけ機能する換気扇のことで、24時間計画換気扇に通常該当はしません。つまり殆どの時間はOFFなのです。なぜか・・・
注意・・・2013年からお風呂場はCF(循環ファン)を標準としており本文内容と変わっております。
オーブルデザインの「緑の家」のトイレと風呂は局所換気です(S、SSプランの家共に)。
その換気風量は一般のトイレ換気扇の2倍以上の90m3/h以上を計画し、気になる匂いを短時間で素早く消し去る事を考えております。
局所換気とは使う時だけ機能する換気扇のことで、24時間計画換気扇に通常該当はしません。つまり殆どの時間はOFFなのです。なぜか・・・
最初に・・・
完成見学会のご案内(当事務所ではありませんが)
当事務所が親しくして頂いている(と勝手に思っている)設計事務所のネイティブデメンジョンズさんのところで完成見学会を今週末と来週末行うと告知されております。
ネイティブデメンジョンズさんのSさんの造る家は、デザイン性が高く細かい配慮もされており素晴らしい設計事務所です。また基礎が高く床下収納もあります。是非遊びに行ってみてください。とても感じの良いSさんが裸足で歩ける(見学会は靴下が必要)暖かい家で待っていると思います。またSさんの所有している素敵なMINI(スコットヤード仕様車)もみられますよ。
ネイティブデメンジョンズさんのホームページはここです。
日時 12月4日5日 11日12日
場所 新潟市西区(リンク先で確認してください)
さて
オーブルデザインでは長期優良住宅で定められた現場公開として近々構造見学会を予定しておりますが何しろこの季節。寒いですからいつ行うか思案中です。近日中にご案内します。また真冬のSSプランの家の暖かさも体験できるイベントも計画中です。
書きかけ途中ですので後日追記があります。
以前ご紹介しているこの本が、日本における所謂「高断熱、高気密」の建物の指南書です。特別の理由、及び実測などの客観的に評価できる裏付けがなければこの本に添ってQ値や建物の温熱の性能の評価をしなければなりません。勝手な解釈では評価できません。よく国で出版されるこういった本を無視して宣伝、議論されますがそれでは井戸端会議の枠をでません。気を付けたいと思います。
デザインと構造は一体 ②でご紹介した家の模型が完成しました。
2mの耐雪住宅で更に耐震等級3という住宅として最高レベルの性能を持ち、2mのハネだし(無柱)屋根の車庫。今新潟市北区で建築中のH邸に習い、外壁は「無塗装の木」・・・。北側道路が逆に窓のデザインを引き立てます。無論窓はSSプラン(標準仕様)の家なので奥まった深い陰影の窓。サッシの枠につばの付樹脂サッシながら、取り替えが外壁を壊すことなくできる仕様。床高1.4mとまさしく「緑の家」SSプランの家(標準)です。
更にオーソドックスな切妻は妻側1100mmも屋根が出ても尚2mの雪を支えるというもの。水平に伸びた長い軒線、規則性のある木製サッシ・・・シンプルな外観で質実剛健の家です。
第三者審査機関担当者から返却される住宅の構造計算書。200枚に及ぶ計算書に一枚一枚チェックマークが入っている。丁寧な審査機関です。
さて高基礎はどこがよいのかの2つめ 低い基礎より「安全」と言えることです。
その事を説明する前に先ずは基礎の構造計算をしていることが大前提ですが・・・。
「構造計算していない基礎があるの?」と建て主さんは思うでしょう。地震時に命を守る家の基礎の構造計算はしてませんとは「業界」では口が裂けても言えませんからね。
簡単に仕分けると
「長期優良住宅の認定を受けた家」
「性能評価(設計だけでもOK)を受けた家」
以外は基礎の構造計算をする事はまずありません(ハウスメーカーを除く)。本当です。
オーブルデザインの「緑の家」は構造の安全と耐久性が一番です。それがそのままデザイン されるのがこの高基礎です。家の優先順位は昔も今も安全が一番、次に耐久性が2番と変わりありません。だからこそ・・・
その高基礎を優先するため、家の大きさや仕上げが二の次になることもやむ得ません←キッパリ!!
時には家の面積が2坪小さくなることもあります。しかし事務所設立以来13年間100%の全棟高基礎の家です。家の一番大事な要素は絶対に外せません。それがが設計者の誠意です。どんなに口うまい台詞を並べても高基礎は良い家なのです。
「ここはコストを押さえたいから基礎を低くしたものをお勧めします」とはいいませんし、今まで一度も提案しておりません。だって、家の一番大事な要素は絶対削れませんから。それが日本の技術者です。
びっくりしました。
今朝の朝日.COMのトップニュース
「太陽活動停滞で0.7度寒く 13年以降にミニ氷河期?」
http://www.asahi.com/science/update/1109/TKY201011080433.html
だそうです。びっくりなのが・・・それが数十年間も続く事です。
このブログをずーとお読み頂いている方は、
私が地球温暖化より寒くなる方が(氷河期)の方が怖いと
申し上げていることはわかると思います。
(決して温暖化を放置しても良いと言うことではありません)
地球上のほ乳類は寒いより暖かい(暑い)方が得意です。
暑すぎて生命の危機があるより、寒くて生命の危機があるほうが
つらく、それはDNAに刻まれている過去の地球の歴史です。
太陽も宇宙も、人も揺らぎがあり振り子のように揺れてます。
暑くなったり寒くなったりしますが、
この新潟県は、冬に日が差さない地域です。
これは小氷河期になれば尚いっそう顕著になるでしょう。
そんな時、快適に穏やかな気持ちで過ごすことができる
SSプランの家(超高断熱)がやっぱりお勧めです。
デザインと構造は一体 ①から少し日が経ちましたが、少しづつ続けていきたいと思います。
今計画している家の組み込み車庫のスケッチです。
耐雪2mで耐震等級3の条件で、片持ち(キャンティレバー)といわれる片方だけしか柱のないアクロバットな屋根です。それもそのハネだしの出寸法2500mm・・・。
これは1.1mの壁面後退規定のある地区でいかに隣地に配慮しながら条件を守り、そして格好良く(美しく)そして地震に強く、雪も2mまで大丈夫という欲張りな組み込み車庫の答えです。
家は技術者が設計して初めて安全性が確保されます(法律で規定)。そして構造設計が可能な設計者は、とても自由なデザインの発想ができます。いくら形が良くても安全性の裏付けが乏しく、耐久やメンテナンス性が考慮されていない家は、良い家とは言えないと感じますし、こんな設計は設計者である私が楽しくてしょうがありません。
そう、デザインと構造は一体です。デザインだけではいけません。
2010/11/13 緑字加筆
現在基礎工事中の防湿シートの様子です。
真っ平らなスラブ下です。多分よその現場ではあまりみられないでしょう。
最初に謝らなくてはなりません。今年は本来5月に着工する予定だった計画物件が諸条件で半年くらいずれこみようやく見積もりとなってます。ですので秋の完成予定見学会がなくなり、12月の構造見学会が2つ行われます。期待していた皆様には誠に申し訳ありません。その代わり、今後着工がずっーと春まで連続4棟近く続き、来春から夏まで完成見学会が6棟くらいになる予定です。いずれも個性的な家で、全ていまのところSS仕様の超高断熱Q値0.9の家です。パチパチ!!
さて今日のブログの内容は専門的な内容なので、苦手な方はここでおやめ頂いた方が良いかと思います。
2010.10.23緑字加筆 2010.10.29茶色字加筆
今度編集者さんと一緒に飲みに行きたいくらい・・・(いやがられるでしょうが)
またまた素晴らしい情報提供です。勿論これは日経ホームビルダー(日経BP社)11月号。取り上げた話題は「気付かない屋根の悲鳴」
いいですね。素晴らしい内容です。写真は荒く加工してあるのでぜひ本を購入してお読みください。
当事務所も何回も屋根のテーマをこのブログで書いています。
そしてその結論は、
屋根の防水の耐久性(屋根素材の耐久性ではない)は、屋根素材の耐久性ではなく、下葺き材でほぼ決まるので使用する屋根素材、例えば瓦、金属、スレート、木などで大きく左右されないと申し上げて来ましたが、それを裏付ける一部ではないかと思います。
過去の記事
http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-29bf.html
http://arbre-d.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-a943.html
今日は冷えました。拙宅では本日の朝4時に初めてエアコン暖房をON。一時間暖房しました。去年のデータはありませんが、一昨年は9月28日に暖房をしています。またその前の年は10月2日に暖房のスイッチを入れてます。勿論早朝の短時間ですが・・・。
今年は10月19日ですから3週間ほどいつもより遅いONです。皆さんは今朝寒くなかったですか?
先日建て主さんとお話しを伺ってびっくりしました。
「緑の家」で家を造る人の殆どが、他社もいろいろご覧になり研究されております。すると色々なお話を聞くそうです。その中で最近驚いたのが
「当社では無垢材に拘り天然材で構造や内部を造るので、長期優良住宅認定はとれません。それは・・・」
「木と木の接合部は、補強金物を使わなくいで昔ながらの大工の接合方法で行ってますから長期優良住宅認定がとれないのです」
と聞いて
「はぁー。」と唸ってしまいました。
今期のオーブルデザインの設計は(多分6棟)は、全て超高断熱住宅Q値0.99となリます。信じられない事ですね。建て主皆様のご見識の高さには圧倒されます。大変ありがたいです!
さて、良い住宅の指標として「長期優良住宅認定」がありますが、その中の評価審査項目で「温熱環境の評価(高気密高断熱のこと)」があります。この項目でQ値を計算しその算出に対して評価機関から審査して頂きます。
この温熱(高気密高断熱)の評価は
1.年間消費エネルギー
2.熱損失係数と日射遮蔽係数
3.各部位の熱貫流率と開口部毎の日射侵入率
の3つのいずれでも温熱環境の評価して頂けます。
一般的な工務店さんが評価申請する方法は
3.の熱貫流率と開口部毎の開口部毎の日射侵入率。それは・・・
オーブルデザインは設計事務所なので施工は第三者の会社が行います。その施工する会社は特に決まってはいません。どなたでもOKですし何時でもフリーです。時には建て主さんのご親戚やお知り合いの会社だったり大工さんだったり、時には全く初めての入札で落札された会社だったりします。
設計と施工の分離は理想だけれど・・・家の完成金額はいつわかるのだろう?と不安になりますよね。
その不安を解く流れが上の図です。
前のブログで、いくら優れたデザインでも現法律に沿っていない建物は評価出来ないとと申し上げました。特に構造の安全性を無視した建物は評価にならないばかりか、人命をも危険にさらす凶器になります。
その大事な デザイン=機能(構造) について何回かにわたり連載したいと思います。
その1 軒の出(屋根の出)を支える木=たるき
暑い夏・・・もう秋ですがこの暑い夏に家の防暑対策が重要という事を実感したと思います。設計では有名なその建物防暑対策の一つが南の「軒の出」→「屋根の出」のこと を大きくとる手法があります。
しかし以外とこれが難しく、法律を守っていない家も多々あるでしょう。
この家の軒の出は約1.2m。たるきは巾4cm背24cmという大変大きいものを30cm間隔で並べるという構造。見た目もすごい。
昨日除湿機では最近「デシカント式」が販売されていますとご紹介しました。デシカント式?何となく聞いたことがありませんか?デシカント式はビル用エアコンで最近使用されている加湿や除湿方式で、室内が低温時にも除湿能力が落ちにくい特性があるようです。
要は湿気を良く吸うシリカゲル(乾燥材)のようなゼオライトに湿気を瞬間的に吸放湿させるもの。瞬間的に吸放湿させるのために熱を与えることになり、この辺りが珪藻土壁による湿気の自然吸放出とは違います。またゼオライトで採取した湿気を水にするため熱交換機があり、この2つが消費電力のほとんどとなります。熱交換機の仕組みは調査してませんのでわかりません。もしかしてコンプレッサーがないなら車用冷蔵庫で使われるペルティエ素子かな? 図はナショナルのパナソニックの除湿器F-YZF100のカタログから