Q値に関する断熱、換気の基本③ トイレ、風呂の換気扇

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注意・・・2013年からお風呂場はCF(循環ファン)を標準としており本文内容と変わっております。

「緑の家」のトイレ換気扇は大きい物が付きます。

オーブルデザインの「緑の家」のトイレと風呂は局所換気です(S、SSプランの家共に)。
その換気風量は一般のトイレ換気扇の2倍以上の90m3/h以上を計画し、気になる匂いを短時間で素早く消し去る事を考えております。
局所換気とは使う時だけ機能する換気扇のことで、24時間計画換気扇に通常該当はしません。つまり殆どの時間はOFFなのです。なぜか・・・

少し匂いのお話で恐縮ですが・・・

通常の建築会社さんの家の換気扇は毎時45m3/h以下です。特にダクトによる熱交換型換気システムの一部に組み込まれていたりすると、更に小さく35m3/h以下のところもあるのではないでしょうか?

しかしオーブルデザインの「緑の家」の換気扇は90m3/hもあり素早く気になる匂いを排除します。これは通常トイレ室の気積(空気の量)は0.91*1.82*2.4=4m3です。これを90m3の換気量で考えると約3分で入れ替える事ができます。つまり3分後は殆ど匂いは無くなっています。
そこでこのトイレの換気扇はタイマースイッチ(4分で自動OFF)とセットになっており、匂いが無くなったころにOFFになります。ところが35m3/h程度の弱い換気扇ですと約7分もかかり、一般的な自動OFFスイッチではまだ匂いが残ってしまいます。5_r_2 通常の系消し遅れスイッチは3分~4分でOFF。このスイッチは使うととても便利です。センサー型もあります。

まあ10分たってから入ればいいのでは?という声もありますが、朝はトイレ戦争になることもあります。できれば速やかな排気が好ましいでしょう。また換気扇がまだ消えていないということは、匂いもあるよとのサインにもなり入るのを控えるでしょう。一石二鳥です。

さて、トイレは24時間換気しなくても大丈夫(つまり局所換気だから通常はOFF)かというご質問には「大丈夫」とお答えしております。これは拙宅で実証済みです。今やトイレは全部水洗式。それも綺麗に便器内を流してくれるので普段は換気なしでも匂いはありません。

また、お風呂も局所換気で大風量を付けた方が良いと考えてます。特に最近の「緑の家」は床下暖房が標準になっており、冬期1階風呂の換気扇は1~2時間でほぼ乾燥OKです。2階風呂の場合は数時間かかる事もありますが、この場合は弱運転(強で風量90m3/h、弱で40m3/h)と選択できタイマーも最大6時間であるので乾燥させるのにぴったしです。

なぜ大風量換気扇を選んでいるか?それは大風量換気が春から夏までの空調を使用しない時にメリットがあるからなのです。
気候が良くて空調していない時期は(4月から7月)、お風呂内は逆に大変乾き難く時期になるのですが、この時大風量換気を連続運転にするとお風呂内の乾燥が早く、カビなどが生えにくくなります。勿論空調期(暖房、冷房期)に大風量換気にすると折角の暖房や冷房された空気を捨ててしまうので無駄です。その点この風量を2倍や1/2、又はOFFにできる専用スイッチがついた局所換気は大変に良いシステムと自負しています。

因みにQ値への見かけの換気回数算定に反映させます。これはQペックスを使えば簡単に組み込めます。
トイレ・・・一日15回使用の場合 15*4分=1時間→90m3/日
お風呂・・・一日「弱」で2時間→90m3/日(冬期)

というように計算します。するとトイレや風呂換気まで熱交換するダクトタイプ(顕熱タイプ)※より見かけの換気回数は多くなりますが、夏のエネルギーロスを大幅に抑える全熱型(湿気も交換)※換気システムが安心して使えます。
大手換気扇メーカーではダクト式全熱型換気扇でも躊躇無く風呂やトイレもつかるように「バイパス」※回路を設けておりますが、これを手動で行うシステムが「緑の家」の換気システムです。

※顕熱交換型換気とは・・・空気の温度のみ熱交換する換気

※全熱交換型換気とは・・・空気と湿気も交換する換気。夏の冷房では顕熱型換気に比べ2倍のエネルギー回収が可能。日本の気候に合致する換気。但し匂いも交換される恐れ有り。

※バイパス回路・・・熱交換せずに直接排気する回路を持っている換気システム。

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