オーブルデザインは設計事務所なので施工は第三者の会社が行います。その施工する会社は特に決まってはいません。どなたでもOKですし何時でもフリーです。時には建て主さんのご親戚やお知り合いの会社だったり大工さんだったり、時には全く初めての入札で落札された会社だったりします。
設計と施工の分離は理想だけれど・・・家の完成金額はいつわかるのだろう?と不安になりますよね。
その不安を解く流れが上の図です。
薄黄色○のところが、無料で行われるオーブルデザインと建て主さんのお見合い部分です。お見合いですから両者で家造りパートナーとして問題あるようならこの時点で終了です。もしこのまま進めて行くとお見合いの最後にオーブルから「建築費試算」が提出されます。この書類は金融機関さんから審査もしていただける正式なもので、設計事務所が作成する建物予算書なのです。
さてこの予算書の正確さは、現時点で実際の施工金額との差が±4%と考えております。又実績もそのくらいですからよい精度ではないでしょうか?だいたい多くの計画でほぼ±1%くらいで収まることが多いのですが時には+4%くらいに、ある時は-4%くらいになります。
ところが・・・今回長岡でお見積もりして頂いた金額は・・・なんと約-△%でした。70坪近くある大きい建物だった事もありますが、近年ないくらい大きなマイナスの金額でした。勿論建て主さんが喜ばれたのはまちがいありません。こういうことも同じプランでお金の比較をできる設計事務所の家だからです。普通なら同じプランや仕様でないので誰が考えても正しいコスト比較はできません。
さて表題の件ですが・・・今回複数社による見積もり合わせだったのですが、複数社全てで建物予算書に対しマイナス金額でした。こういうことは滅多になく、複数社の時はプラスもあるしマイナスもあるのが普通です。これはいったい・・・円高影響もあると思いますが、これだけ大きいマイナスがある長岡地域は今何かがあるのでしょうか?
コストが下がることは良いことなので(設計料も下がるので複雑な思いもありますが)、そのまま素直に喜びます。
いよいよ長岡地域にSSプランの超断熱超高気密住宅が誕生します。それも耐雪2mで・・・ワクワクです。