私は隠れ「廃墟オタク」なのかもしれません。
現在施工中の片貝の家通り道にこんなコンクリート建造物の廃墟があります。
このアップ写真は何?
と思われるでしょう。これは洗面化粧台のミラーの額部分です。
通常我々木を扱う専門家は、木の木口が見えることを嫌い、様々な方法で隠そうと努力します。木口はカンナの歯がのりにくい(これはカンナを使った人でないと分らないかな)ので、どうしても仕上げがうまくいきません。だから木口を嫌うのです。
なぜオーブルデザインはこれほど「No Nukes」を叫ぶのでしょうか?
なぜなら・・・
家造りを考える建築士は目先の事だけを考えていない珍し職種だからです。
家は最低でも30年、期待値では50年は維持できる性能が求められます(設計寿命はそれ以上)。いつかくる震度7クラスの大地震(中越地震で震度7はほんの一部地域のみ)を想像し、10年後にくるエネルギー高騰と、また2~30年後にくる化石燃料の取り合い(枯渇)。
だから長期を想像する癖がつくのですが、その癖から原発を見るととても事故が起きる確率が高いと想像できます。震度6以上の地震で壊れる事がわかった原発は、もし阪神大震災クラスの地震が直下で起これば、間違いなく壊れます。もう一度原発事故がこの先どこかで起こると、生活(住まい)どころではなくなります。だから反対したいのです。もちろん使用済み核廃棄物処理問題が一番です。
最近は天然素材の家造りをしている設計事務所とは思えないブログですが、もう少しの間(脱原発の道筋がつくまで)ご容赦を!!
とにかく日米安保(1970年)以来の大規模な集会とパレードでした。但し暴力行為はありませんが、とても怖い光景見ました。それは先日の逮捕者と同じようなシチュエーション・・・。ある特定の人がデモの人を誘って因縁をつけ逮捕に導くような光景です(私服警官もいます)。これはちょっとだけ映像が撮れましたので「その2」で紹介します。
まず再び事務所の近所で火事です。
三条は本当に火事が多い地域です。怪我が小さいことを祈ります。
さて、斜め軸を持つ「片貝の家」の最終配筋検査が終了しました。
一部スリーブ取り付け位置に不具合がありましたが、修正して頂き明日打ち込みです。
ようやくHPのトップ画面に「No Nukes」入れました。多分、新潟の住宅会社のHPでは初でしょう(零細企業ですが)。CO2はいっぱい排出しても全くといってほど人には影響ないでしょう。ところが放射性物質は微量でも生命に影響を及ぼします。そして極めつきは生きる根源の「生命のバトンタッチ」を阻む事です。子孫へのバトンタッチを断ち切る物質が「放射能」なのですね。
CO2放出には反対するのでけれど原発は容認という理論がわかりません。柏崎原発がこけたら日本は本当に終わりです。 きっぱり「No」と言いましょうね。
この建築看板・・・とってもかわいいですね。特別に建て主さんのお嬢様がデザインしてくれました。
さて、自由の空間・斜め軸を持つ「片貝の家」と2階床下収納を持つ「美善の家」の基礎工事が半ばを迎えました。
11日の構造(途中)見学会は大変暑かったです。
このブログでしか告知していない中、午前中の2時間に3組さんと建て主さんがお見えになりました。
残暑の中ありがとうございます。
地上から1階床高まで1.5m・・・基礎高1.1m
「緑の家」の集大成の五月町の家です。
昨日、一昨日と今回の原発対応での政府は本当に「日本人のための政府なのか」と疑いたくなるような事ばかりです。
我々の代表である国会議員(委員会)が請求した東電への資料の回答・・・
その殆どが黒塗りされ全くわからない書類って・・・
世界最大の大事故を起こしておきながら、未だに民間企業の「知的財産だからみせられない」ですと(笑)・・・そんな大事故を起こした企業の知的財産が保護されることが変でしょう。
たぶん数兆円の税金を投入すると決まったこの事故なのに、政府の園田政務官(岐阜の国会議員)が、「民間への情報開示を強制できない」と言い放ち何も努力しないこの不思議。
日本はあの新幹線列車事故を起こした中国よりも劣る政府対応。
世界最大の事故ですよ。あのチェルノブイリを遙かに上回るセシウムが放出されたと先週政府発表があったばかりです。異常です・・・この東電保護は・・・。
と言うことで皆さんが意思表示しなければ、何も変わりません。私は意思表示します。
何々政党とか何々団体とか何々宗教というイデオロギーの垣根はもやはありません。この現状を打破するためには一致団結です。
2011年9月11日新潟市で行われた反原発パレード(万代大橋付近)。パレードをみる人の表情が様々でした。
東日本震災から半年経ちました。
たった半年なのに東北のこと、とりわけまだ全く収束していない福島原発のことが少しづつ公共電波から薄れていきます。しかし本当の始まりはこれからと予言するような「チェルノブイリ・ハート」というドキュメント映画が公開されています。機会があれば目を背けることなくみたいと思っております。明日の福島にならないことを願いつつ・・・。
さて、先週菅元首相の特定報道会社でのインタビュー吐露・・・。とても考えられないこと言っていることが今TVの報道ではされません。彼は「避難区域を200Kmとしたら関東全域も避難区域になる。そうなると3000万人が避難することになり日本という国が成り立たなくなる。」
と言っています。この後の発しない言葉は「だから多少の被爆はよいと思い情報を隠蔽し避難させなかった」となります。
中国より恐ろしい情報統制ですね。あまりにも国民を馬鹿にしています。そして国(と電力・経済界)はほとぼりが冷めた頃に再び原発再稼働をもくろんでおります。
と言うことで自分の意志を明らかにします。
気密性能の引き上げの前に「その③」から続きで自然素材の木の外壁の窓廻りについて考えたいと思います。外壁はレッドシダー、ベベルサイディング 塗装有りです。
まずこのピンク色の窓ですが、既に窓下の木をはがしております。
「西裏館の家」・・・
耐震等級3認定
超高断熱Q値0.83W/m2K認定
高基礎(1.4mの床下空間)
耐雪2m
軒(屋根)の出 約1m
制震テープでさらなる連続地震復元性確保
とこれ以上ないくらいの高バランス性能を持つ家。
デザインもこのようにオーブル好みの軒の水平線強調・・・
今日運転中にラジオを聞いていたら
「中部大学 武田教授が関西のテレビ番組で『東北の農作物は捨てなさい』と言った事に対し、その都市名をあげられた一関市長は抗議のメイルを送った」というニュースが流れたました。
またメディアの情報操作ですね(ほとんど芸術的な)。
先週から基礎始まるかなと思いましたが、当方の分担である「長期優良住宅の審査」が遅れてそのせいで業者さんの手配がスムーズにいかず、今週から基礎工事が始まりました。
変形の建物なので、「やり方」をしっかり出すだけでも大変な工事です。
黄色い糸がみず糸。この糸が家の芯となる。斜めの糸がありますね。
この本をしっかり読めば間違いなくよい家が建築できる・・・バイブル本
R2000という家 知ってますか?
私が新潟で住宅を業として始めた21年前、新潟県に既にR2000住宅がありました。
R2000住宅とはカナダの国とCHBA(カナダホームビルダー協会)がとりまとめた所謂高気密高断熱住宅のお手本だった家のことです。広義でいうと「西暦2000年までにすべての住宅外壁の断熱性能をR-20 以上にしましょうという省エネ運動」の略称と聞いております。
当時、高気密高断熱を学び、実践する我々設計者にはR2000住宅は輝かしい目標でした。その建物を国内初と言ってもよいくらい時期に建てられた建物が新潟県の見附市にあります。それが写真の「上野住宅建材」さんの敷地内にあるR2000モデルです。設計は新潟市関屋アトリエポストの故・桜井さんで、発注者でこのモデルに心を注いぎ日本の家の性能アップを願った上野住宅建材さんの先代の故・社長さんです。
表題でお気づきの方はいらっしゃらないと思いますが、先日ご紹介した
「国認定で県内最高の断熱性 Q値0.87W/m2k その②」と言う家が
「国認定で県内最高の断熱性 Q値0.83W/m2k その③」と変わりました。
着工寸前でその時でも驚異のQ値0.87W/m2Kという断熱性能からもっと断熱性をあげたいとご希望がありまして、そこで天井上断熱材と基礎壁面断熱をアップしました。