自然素材の「緑の家」が使うビスと下地

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新発田市の踏切(羽越本線)の遮断機のランプ・・・かわいいですね。ノスタルジックな雰囲気です。信越本線ではこんな感じではないような・・・。

さて本題です。

「緑の家」が外壁下地を止めるビスはとても特殊な物です。

長さは標準で135mmと長く、メーカー指定しております。それはこのメーカーだけ(12年前当時)そのビスの許容力(曲げ、せん断)を明記していたためです。
「緑の家」では柱の外側90mmに外壁が浮くような外貼り断熱を採用する事が多く、その時地震や揺れで外壁がずり落ちないように、外壁下地ビスがとても重要な部材となります。よってそのメーカー、長さ、から構造計算で打込みピッチを割り出して、設計しております。

外壁下地に使われるビス。一番上が内装で使われるビスで、比較すると異常に長く太い。

ビスの頭は舐めにくい(欠けつぶれにくい)四角型。

青丸が外壁の通気胴ぶち(外壁下地)を135mmの長さのビスを留めしているところ。ビスの本数は1500本から2500本使用。

実はビス以上に気を遣っているところが、外壁の間柱(柱と柱の間にある細い柱)。
「緑の家」で使う間柱の太さは45mm。一般住宅では30mmが主流。
なぜこんな太い間柱を使うのか・・・?

間柱が太いため赤矢印の所に、ビスの打込みミスが一つも見当たらない。

それは下の図でわかるとおり、間柱が30mmと細い場合、間柱に向けてビスを打ち込んだ場合、少しでも中心を外すとビスの効き目が悪くなるのからです。
とても腕の良い大工さんで、2500本のビスの殆どを真っ直ぐに打ち込めれば問題ないですが、打ち込む際、断熱材が邪魔をして間柱が全く見えません。それを間違いなく打ち込むには相当気を遣います。
そこで「緑の家」では間柱を1.5倍の厚さ45mmにして、多少ビスがずれても問題ないようにしております。最近は構造用耐力壁の面材で間柱を45mmにしていることもあると思いますが、オーブルデザインではビスのためです。

外壁の横断面図。

緑の家は、上の図のとおり柱と柱の間にある「間柱」の太さが45mmと一般の30mmの1.5倍の太さです。これは厚さ60mmもある付加断熱材をビスで止めつけますが、多少曲がってもビスがしっかり強度維持できるような間柱の厚さを確保しているからです。

こんな細かい組み合わせが「緑の家」の仕様です。これらが図面に書き込まれて60ページくらいの設計図書 になります。この辺りが設計事務所の仕事です。

外壁を止めつけるビスの算定計算・・・してますか?

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コメント

  1. 阿武隈高地 より:

    こんばんわ。
    >外壁を止めつけるビスの算定計算・・・してますか?
    難しそうなのでしませんでした、不安が有るので施工方法を変えました。
    外断熱スタイロ65mm、縦胴ぶち60x30と杉板t15x幅210壁で縦張りの壁で縦胴ぶちも壁の一部です、普通の逆だと思います。
    重さは上の梁から胴ぶちを吊るのと下の土台で受ける構造にしました。土台部の上の柱部分には加重を受けるため胴ぶち幅x60高さの熱橋が有ります、胴ぶちの途中断熱材の有る所は殆どビスで止めてません。胴ぶちの振れを押さえるためだけです。
    3.11の震度6弱に耐えてくれました。
    予算で65mmの断熱ですが100mmでも出来そうです。