渡良瀬川にかかる中橋。足利市の中央を貫く昭和10年竣工の橋。しかも綺麗にメンテされている。
美しい橋です。
最近は大型部材で造るので、こんな繊細な部材を組み合わせて造る橋は最近は無いでしょう。多分コストもかかるわりには構造耐力も今の橋より強い事はありませんから、多分新たに造られることは無いので、今後これらの橋を壊すこと無く長持ちさせてあげたいですね。
今日は朝4時30分に起きて5時30分には事務所を出発・・・足利市へ工事監理に往復500km。
リベットが泣かせる。力学に添った形だからこそ美しい。こちらは渡良瀬橋で中橋より古い明治37年に竣工。現在補修中。
この造形・・・ほれぼれします。
私は建築系になりましたが娘は土木系(橋梁)の道を選んでおりそういう意味ではうらやましいです。この橋をネットで調べると昭和11年に完成。当時鋼材は軍事優先のはずですから最小断面の鋼材で造るしかなかったはずで、だからこそこの造形が生まれたのでしょう。私・・・橋オタクになりそうです。
晴天の中、栃木県では始めての「緑の家」です。基礎高も1.2mと「緑の家」では最も高い基礎であるため、ご近所さんからも「頑丈そう」とかお声がかかります。
時間ギリギリで打込み完了・・・。受け入れ伝表 強度36 スランプ15 w/c45%。
平均外気温が7度以下のなので温度補正をして呼び強度36N/mm2で発注し、期待寿命85年以上のコンクリートを目指します。
はっきり言って多分このご近所さんではお目にかかれない住宅の基礎。
伝達が悪く打込み時間が早くなったので、監督さんの代わりに「ノロ」捨てを指示しましたが少し遅かったようで、中に半分ほど入ったのでそれをすくい出してもらいました。
帰りの谷ヶ岳PAは例年に比べ雪は半分以下・・・。なんとも不思議な2月の光景です。
コメント
N様
>なるほど、レイタンス処理でもシロアリ侵入に対しては効果的なのですね。
多分そうなります。つまり打ち継ぎに気を使って丁寧に施工すれば隙間の無いコンクリート基礎が出来ると思います。
リンク先についてはそこにそのHPに説明があるのでそこで判断すれば良いかと思います。
浅間様 ご返答ありがとうございます。
なるほど、レイタンス処理でもシロアリ侵入に対しては効果的なのですね。
そうすると玄関ポーチのような通常であれば2度打ちのようなところでも下記のような薬剤を使用すれば効果があるのでしょうか。
http://www.lion-specialty-chem.co.jp/ja/catalog/06/sja40.php
>>コンクリート打ち込みだけは自分でやりたいくらいです。もっとタンピングしてほしいとか
施主ならまだしも仕事として考えるとコストの板挟みに。
ご苦労様です。やはりこだわっていくと自分で施工したくなりますよねw
自分は防水関連の施工も自分でやってみたくなった口です。
こだわっていくと基礎だけでも施工に関しての注文が増えてたいへんです。
木原様
コメントと激励ありがとうございます。
まだまだです。
コンクリート打ち込みだけは自分でやりたいくらいです。もっとタンピングしてほしいとか・・・様々ありますが住宅基礎でそこまで手を掛けて建て主さんのためになるか(コスト的)を考えて仕様を決めております。
N様
コメントありがとうございます。
>呼び強度36N/mm2だとスランプ値はどのようになるのか。
スランプは15cm。
>・冬季の基礎の養生はやはりそこまで難しいものなのでしょうか。
いいえ、このくらいの環境では冬期温度補正をしなくと養生とその期間を1.5倍以上にすれば特に必要ありません。
・2度打ちの打ち継ぎ部分からのシロアリを防ぐ方法はやはりない
あると思います。ただ一番簡単な方法が一体打ちかなと考えております。
白アリ防御・予防は目視出来る事(メンテナンス)が一番です。次に入りにくいよういする事。一体打ちは白アリ予防より基礎の構造一体化が目的です。住宅の基礎屋さんでは一体打ちよりもレイタンスの除去等の打ち継ぎの技術のほうが大変だと私は思います。
> 平均外気温が7度以下のなので温度補正をして呼び強度36N/mm2で発注
呼び強度36!
ということは設計強度は30ですか?
気構えが違いますね。
> 中に半分ほど入ったのでそれをすくい出してもらいました。
この律儀さ。
人としてプロとして尊敬いたします。
呼び強度36N/mm2だとスランプ値はどのようになるのか。
とにかくすごい呼び強度ですね。静岡では一体打ちの基礎で立ち上り60cmですらうまく養生できないから無理と断られてしまいました。
そこで質問なのですが、
・冬季の基礎の養生はやはりそこまで難しいものなのでしょうか。
・2度打ちの打ち継ぎ部分からのシロアリを防ぐ方法はやはりないのでしょうか
ご回答いただけたら幸いです。