ただ今三条では3日間連続真冬日となっている。こんな時期だから結露の話題。今回の結露はガラス窓に付く表面結露のこと。
「緑の家」では9年前から全棟床下エアコン(土間キッチンを除く)を採用している。新潟県では床下エアコン暖房ではなく、普通にエアコン暖房している家は少ない。エアコン暖房は結露の心配の無い暖房機としても有益である。
今朝の事務所の窓ガラス。外は氷点下3度なのに全く結露していない。40年以上前のシングルガラスのアルミサッシの窓であり、最近の高性能樹脂サッシ ペアガラスではない。
理由は簡単で、
・24時間暖房している
・24時間換気している
・エアコンによる暖房である
だからである。
仮に24時間暖房しなくとも適切な換気とエアコンによる暖房なら普通のアルミサッシでも結露はしない。結露を多量に伴っている家では、必ずファンヒーターがあり、且つ24時間換気をしていない。24時間適切な換気がされたその部屋のRH(相対湿度)は上のように30%くらいになる。このくらいでも静電気で困ることは無く且つ乾燥感もない・・・。もし結露でお困りのであれば、室温21~23度で相対湿度30%前後になるように調整するとよい。そのため先ずはファンヒーターを止めないとまずこの湿度にはならず結露は収まらない。
ファンヒーターでは1リットル灯油を燃やせば1リットル以上の水が室内に放出される。この状況では24時間換気しても又どんな高性能サッシでも結露は避けられない。
一方超高断熱の「緑の家」でも時折結露しているとの情報が寄せられる。この殆どが相対湿度が50%を超えている家である。高気密高断熱の家では冬場乾燥して困るとの声が圧倒的であるが、「緑の家」では主にCF(循環ファン)を採用してから多湿で困ることが多い。そんなときにはお風呂のCF(循環ファン)を排気用ファンに切り替え、少し換気量ふやし数日経つと簡単に湿度40%に近づく。本来なら私は新潟県では23~24度で湿度40%前後が理想的で、湿度30%台でも特に支障は無いばかりか、対結露安全性も高くなるので良いと思っている。
コメント
「緑の家」同様の超高気密高断熱住宅に居住して5ヶ月経ちましたが、真冬日の昨今でも1種換気&CFファン採用のお陰で24℃・湿度40〜42%で安定し快適です。2階北西の寝室が22〜23℃でMAX50%程度になりますが、マイナス10℃越えでかつ、窓にブラインドしてても結露はありません。結論として冬のバスルームは、CFファンのみでOKです。
M様 コメントありがとうございます。
24度RH(相対湿度)40%前後で氷点下10℃以下にさがる地域での窓結露(ブラインド有り)が無いのは、使われた欧州製木製サッシの性能が相当良いと思われます。リフォーム前はどのくらいの環境(湿度)だったのでしょうか。